日本人初のアジアチャンピオンから冬季世界選手権へ・・b787選手インタビューを掲載
2017/03/28
2017年2月25日と26日に開催された「Hearthstone: Heroes of Warcraft」(PC / iOS / Android)のアジア太平洋No.1プレイヤーを決める大会「ハースストーンアジア太平洋冬季プレイオフ」。そこで見事に優勝し「ハースストーン冬季世界選手権」に出場した日本のb787選手にハースゲーマーズがインタビューを敢行した。
ハースストーンアジア太平洋選手権
アジア太平洋(日本や韓国、台湾など)の全域からHCポイントランキング上位の64名と、「冬季酒場のヒーロー大会」の上位8名、計72名のトッププレイヤーが出場しました。b787選手は、初日を6勝1敗→韓国のLojom戦3-2→準決勝Yulsic戦3-0。決勝戦→Palmblad戦3-2で優勝を果たしました。
冬季アジア選手権デッキリスト
ハースストーン冬季世界選手権とは
アジア太平洋選手権から勝ち上がった上位4名、その他ヨーロッパ・中国・アメリカ地域の選手権で勝ち上がった4名✕3地域を合わせた16人で行われる世界選手権。今回の冬季で勝ち上がった4名、そして春季・夏季でも勝ち上がった4名✕2、さらには最終選抜戦を勝ち上がった4名の16名でハースストーン世界選手権が開催されます。
ハースストーン冬季世界選手権デッキリスト
b787選手インタビュー
アジア選手権の構成について
色々メタを考えて慣れていないデッキを使うことより、得意なデッキを使って120%出し切ることを考えました。そのほうが後悔しないと思いました。【コントロールウォリアー】を持っていったのも上記の理由ですね。
コントロールが好きなので。
コントロールを使うということは必然的にアグロ、主に【海賊ウォリアー】【アグロシャーマン】を潰すことになります。これは、色んなプレイヤーが試していることで失敗もしていることも知っていたので悩みましたが、それでも自分を貫こうと決めていきました。
コントロールウォリアー以外のリストはヨーロッパ選手権などから試行錯誤しつつ決めていきました。実際にチームで練習していた際も非常に高い戦績だったので最初に組んだリストのままで出場しました。
根源にあるのは"自分のやり方を貫きたい"という思いでデッキを組みました。
練習ではどんなことを
デッキを組む段階では最初に組んだものの感触が良かったので1日で組み終えました。
あとはマッチアップ研究をチームメンバーとしていました。各デッキ毎に明確な勝ち筋を研究して、デッキの出し方まで調べていきました。他に、対戦中にカードを出す前から「ここで○○したら(出したら)どう?」などを聞きながらやったのですが、予想以上に学びが多かったです。
アジア選手権を優勝した時の気持ちは
本戦に上がれるとなった時は素直に嬉しかったです。唯一の黒星となったのが最も潰すべきアグロ構成のGundamflame選手だったのが悔しかったです。そこからさらに勝ち上がっている時は、この構成や自分でも世界に通じるんだと感じることができました。
Lojomに勝った時は、相手のデッキが特異すぎてかなりテンパっていたこともあり何も考えることができませんでした。相手のデッキも正直覚えきれていなかったですね。その中でもなんとか勝つことができて「あぶねえ・・・」と本当に心から安堵しました。ぶっちゃけ優勝より嬉しかったと思います。自分が有利デッキだから絶対勝てると周りに強く言われていたのもプレッシャーでしたね・・。
優勝したときは実感が無かったですね。自分がアジアチャンプである自覚は未だにありません。嬉しかったことだけしかわかりません。
バハマでの世界選手権について
俺は俺でやるという気持ちですね。自分のスタイルを貫くということを考えていました。アジアチャンピオンだとか、日本代表だとかで背負っているつもりはあまりないですね。
b787選手がどういう過程でここまで来たのでしょうか
2016年3月頃に、まっつん選手が出場するAPACを見てから、自分も始めてみようと思いました。そのときまっつん選手が使用するコントロールウォリアーが強く印象に残ったので、自分もコントロールウォリアーを使用することを決めました。
そこから、トップ100フィニッシュを狙い続けてランク戦では6月からトップ50、そのあともトップ100を続けてとることができました。その他にもEPTで準優勝し、NAの海外大会でも優勝し19ptで夏季選手権に初めて出場しました。
ここに出場する過程で、ラスカル選手が春季選手権以降立ち上げた「ラスカル鑑定団」というチームに所属することにしました。
結果、この時の夏季選手権で負けてしまい、その悔しさをバネにつぎこそは!と挑んだのが今回です。
インタビューを振り返り
以上がb787選手のインタビューになります。こちらはバハマの一週間前に実施したものです。ですが、デッキ構成について自分の意志を貫き通すことや、練習方法などはとても参考になると思います。
さらに、トッププレイヤーもきっかけはまっつん選手のAPACでした。これはb787選手を見て今から初めてたあなたにも、来年の世界選手権に出場できる可能性があるということです。
ハースストーンは全世界でも5000万人のプレイヤー数を超え未だにその人気は伸び続けています。日本の展開も公式LINEのリリースや、そのLINEで電撃発表されたJAPAN MAJORの開催などこれからもまだまだ盛り上がりを見せています。
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