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ハースストーン/Hearthstoneにおける、強いデッキと使い方をまとめています。

日本人プロプレイヤーオキツマン選手によるドラゴンプリーストガイド

2016/05/17

日本人プロゲーマーの"オキツマン"選手ご本人が、【ドラゴンプリースト】のデッキガイドを寄稿していただきました。
元記事であるひとくち新聞には載せきれなかった各カードの採用理由なども追加されていますので、是非ご一読ください。

目次


どうもこんにちは、オキツマンです
今回紹介するのは僕の好きなデッキの1つである【ドラゴンプリースト】です

ドラゴンプリーストとは

グランドトーナメントでドラゴンシナジーを持つカードが数多く登場し確立したデッキ。

《チビ・トワイライトドラゴン》

《ワームレストのエージェント》
など、小型かつステータスが優秀なミニオンが採用され、序盤から盤面を制圧しそのまま勝利へとつなげるミッドレンジタイプのデッキ。

小型ミニオンを並べつつ《ヴェレンに選ばれし者》

で大型ミニオンにも対抗できるサイズまでバフして圧倒していく。

横展開のデッキには《光爆弾》

、大型ミニオンには《埋葬》
といったように強力な除去カードを相手に合わせてプレイしテンポを維持していく戦術を得意とする。

(ハースゲーマーズ様・【ドラゴンプリースト】より引用)

サンプルレシピ

オキツマン型

Screen Shot 0028-04-08 at 21.46.19

ドラプリはレシピに個人差があるので、自分でいろんなものを見て好きな物を使うのが一番いいと思います。
▶TempoStorm型
▶Arusu選手型

基本的な回し方

○序盤
ドラゴンシナジーで優秀な能力を持つミニオンを駆使してボードを取る。

○中盤
序盤の有利な盤面を生かしてさらにボードを取りつつ余裕があればライフを削って行く
(本体を攻撃するプレイは余裕がなければしない。確実に盤面を取ることのみを意識する)

○終盤
相手の息切れしたタイミングを見計らって《イセラ》

などのフィニッシャーを出す、そして相手はたまらず爆発する

マリガン

対アグロ

《シュリンクマイスター》

以外の3マナまでの"ミニオン"&4から5マナのドラゴン1枚
後攻で1マナがキープ出来ているのならば《ヴェレンに選ばれし者》
をキープしてもいい

基本的にマリガンは軽いミニオン+シナジー用のドラゴンをキープして、序盤から強化されたミニオンを出しボードをコントロールしていくのがベストである
ただし《シュリンクマイスター》

は序盤で使えないのでキープしない 

6マナ以上のドラゴンはあまりキープしたくはないが手札にドラゴンシナジーがあって必要だと思うならば残してもいい

対コントロール

《エサゾンビ》

《チビ・トワイライトドラゴン》
《ブラックウィングの技術者》

《ワームレストのエージェント》
《トワイライト・ドレイク》
《アジュア・ドレイク》
 
後攻で1マナがキープ出来ているのならば《ヴェレンに選ばれし者》
をキープしてもいい
ウォーリア相手には《ハリソン・ジョーンズ》
を追加でキープする

基本的にマナカーブが良くなるのならばドラゴンはすべてキープしてもよい 
《ノースシャイアの聖職者》

はコントロールマッチアップのときは序盤で簡単に処理されてしまうので
《ヴェレンに選ばれし者》
をキープしてない時にはキープしなくてもいいと思う。

対戦相手ごとの相性と回し方(☆の数が多いほど有利)

ハンター 有利☆☆☆☆☆

ヒーローパワーで回復出来るのと挑発を大量に積んでいるので、相手が挑発ミニオンの処理に大量のカードを使わせられて息切れさせることが出来る。
しっかりとカードを引ければ基本的に勝てるマッチアップ。

パトロンウォーリア 有利☆☆☆☆

相手のカードをすべて受け切れたり そもそも盤面を制圧して完封出来たりと悪くないマッチアップ。
《デス・バイト》

が来ない4ターン目まではHP4が1度の攻撃で倒されないので《ワームレストのエージェント》
や強化されたミニオンが輝く。
4ターン目までに盤面を取ってパトロンを増やさせないのが理想だが、もしも増やされた場合は
1回目の展開はライトボムで2回目は《アジュア・ドレイク》
《ホーリーノヴァ》
《ヴェレンに選ばれし者》
を付けたミニオン+《ホーリーノヴァ》
で処理をする展開が出来ると楽にゲームを進められる
また《チルモー》
を入れていれば《ぐったりガブ呑み亭の常連》
の処理にも使えてさらに有利になる。

シークレットパラディン 微有利から有利 ☆☆☆から☆☆☆☆

ミニオンで盤面を維持しながら相手の強いカードを全て使わせて勝つ展開になる。
昔の相性はきっちり5分だったが探検同盟で《埋葬》

が追加され、対シクレパラ戦で一番の課題であった《ティリオン・フォードリング》
の処理のしにくさが改善されてわずかながら有利になったと思う。
ただし《ウルダマンの番人》
で強化されたミニオンが弱くなったり《埋葬》
を引けないまま《ティリオン・フォードリング》
を出されると、武器で盤面を取られて負けてしまうこともある。
《埋葬》
が引けない場合、また他のミニオンに使わなくてはいけない場合は《ティリオン・フォードリング》
の武器を破壊するために《ハリソン・ジョーンズ》
《トゥルーシルバー・チャンピオン》
には使わず手札に持っておく。
しっかりと相手のカードを受けきれれば勝てるマッチアップ

コンボドルイド 微有利☆☆☆

序盤のリードを最後まで維持出来れば勝てるマッチアップ。
《ヴェレンに選ばれし者》

で強化するミニオンは出来る限り《木立の番人》
を意識して沈黙されても良いミニオンにしよう
またドルイドは《イセラ》
を処理するのがものすごく難しいので狙える時は積極的に出して行くのがいい。また最近は《戦の古代樹》
を採用しているタイプもあるため《埋葬》
や除去は出来る限りこいつのために取って置きたい。

ズー 微有利☆☆☆

序盤に使えるカードをしっかりと引ければ勝てると思う。
《カバルの影の僧侶》

《インプ・ギャングのボス》
を奪ったら大体勝てる。
手札のマナカーブが良ければ《ホーリーノヴァ》
をキープしてもいい

テンポメイジ 微有利☆☆☆

序盤に使えるカードをしっかりと引ければ勝てると思う。
《カバルの影の僧侶》

《フレイムウェイカー》
を奪ったら盤面はこっちの物

コントロールウォリアー 5分☆☆☆

ミニオン1つ1つのHPが高いので、相手が処理をする際にこっちの1枚にカードを2枚つかわせるような動きをして相手を消耗させていくのが勝ち筋。
ただし《乱闘》

には注意して並べすぎないようにする

ローグ 微不利から5分  ☆☆から☆☆☆

盤面を作れても《昏倒》

《千刃乱舞》
で盤面を処理されるのが厳しいが《昏倒》
を使わせてしまえば《イセラ》
や強化したミニオンの処理が出来ないので盤面を維持することが出来て勝てる
横より縦、《昏倒》
を弱いミニオンにいかに使わせるかに勝敗がかかっているマッチアップである。

アグロシャーマン 微不利から5分(デスロード入りなら有利) ☆☆から☆☆☆☆

僕は最初、ドラプリ側有利だと思っていたのだが、tansokuプロからアグロシャーマン側のが有利という意見を貰って相性を書くのに物凄く悩んだマッチアップ。
ドラプリはヒロパでの回復もあるし挑発も多いのでアグロデッキには強いのだが対アグロシャーマンに関しては
《トンネル・トログ》

の1/3ステータスが1回の攻撃で倒せなかったり、《ドゥームハンマー》
のぶっぱがハリソン以外で止められなかったりと辛い所も多くドラプリ有利というのは違うのかもしれないと思い詳しく探した所、いろいろな意見があったが最終的にはあちゃますさん経由でマイアさんに聞いた
《デスロード》
入りならドラプリのが有利、入ってなければればシャーマン側有利】という話で納得した。
《デスロード》
を入れたらドラプリ側のが有利になると思うが、《デスロード》
がないにしてもわずかにアグロシャーマン有利ぐらいなので序盤にしっかりとマナカーブを合わせられた方が勝つ。

レノウォーロック 微不利☆☆

レノウォーロックは序盤が弱いため、序盤の盤面はほぼこちらがコントロール出来るが、中盤で《影の炎》

で一掃されたり8ターン目以降に《捻じれし冥界》
で盤面を一気に崩されると負けてしまう。
相手が強いカードを引く前にテンポプレイで倒せるかどうかが勝敗のカギである。また《魂抽出》
を使わせれば《イセラ》
を安全にプレイできる。

コントロールプリースト 不利☆

盤面をコントロールして制圧していくデッキなので盤面をリセットされるカードを大量に入れているコントロールプリーストに対して厳しいマッチアップになる
ただHPが4以上で攻撃力よりもHPのが高いミニオンは《埋葬》

《密言・死》
以外では処理が出来ないので
《ヴェレンに選ばれし者》
を使って積極的に作って行ってそのまま押し切るのが勝ち筋

マーロックパラディン かなり不利×

ミニオンを横に並べすぎると《平等》

絡みでリセットされるのでミニオンを並べすぎない。マーロックを《埋葬》
しても1枚だと《七つの鯛罪》
を2枚使われると30以上のダメージを食らうので、《埋葬》
はオシャレにマーロックに使わずに、処理がしにくいミニオンに対してテンポプレイで使っていい。重要なのは《イセラ》
が何ターン残るのかと[イセラの目覚め]や[悪夢]を引けるかどうか。
[イセラの目覚め]などを絡めて相手の意表を突いた殺し方をしないとほぼ勝てないがしっかりとやることをやれば相手のドローが振るわずに勝つこともあるから諦めずに頑張ろう。

フリーズメイジ かなり不利 ×

《終末予言者》

《アレクストラーザ》
がひたすらキツイマッチアップ。
《埋葬》
《終末予言者》
に使う。《埋葬》
が1枚しかないと盤面が《終末予言者》
で消し飛ぶので序盤に出されても盤面が弱いならわざとスルーして《埋葬》
を2枚目に備えることも考えておく。
《ホーリーノヴァ》
+ヒーローパワーを使えば《アレクストラーザ》
を使われたとしても1ターンは耐えられる可能性があるので使わず持っておく
かなり厳しいマッチアップだが、しっかりとやることをやれば相手のドローが振るわずに勝つこともあるから諦めずに頑張ろう!

採用or検討カードの解説

実際に採用されているカードや、このカードも採用しても良いと考えているカードについて紹介します!

《大物ハンター》

パッと見ると攻撃力5以上を倒せる《密言・死》

のが強いと感じたと思う。だがこいつには《密言・死》
よりものいい所がある
それはミニオンだということ。ドラゴンプリーストはマナカーブ順に毎回ミニオンを出せると盤面を取りやすくなるのだが《密言・死》
は呪文なので
序盤に使うことがほぼ出来ずに序盤の盤面にはほぼ貢献することができない。
しかしこいつはステータスも4/2と《手動操縦のシュレッダー》
を倒せるので3ターン目に出すミニオンがない時に、出すことで最低限の仕事ができて事故緩和が出来る。
そしてなにより攻撃力7以上のミニオンを倒すときには《密言・死》
の効果に加え4/2を場に出せる分、《密言・死》
よりも優秀となる。
ついでに《ロウゼブ》
の効果が適用されている状態でも、呪文ではなくミニオンなのでマナコストが増えることなく使うことが出来るのも利点。
しかし7以上のミニオンしか破壊できず小回りが利かないので、入れるにしても1枚にとどめた方がいいカード

《黒騎士》

《爪のドルイド》

《戦の古代樹》
などの手ごわい挑発付きミニオンを倒せるのでドルイド相手にさらに有利が取りたい時に入れるといいミニオン。
ズー、ドルイド、ウォリコン、シクレパラ、プリースト、シャーマン、条件付きだがハンターに対して使えるチャンスがあり、ドルイド以外のデッキにも一応機能する

《ネファリアン》

ジャラクサスに変身したウォーロックに《生贄の契約》

という一撃必殺が出来たりパトロンウォリアー相手に《乱闘》
をしたり、プリースト相手に《埋葬》
をしたりと運要素はあるが頼れるフィニッシャーの1つである

《ブラン・ブロンズビアード》

ドラゴンのバフを2回したり、2ドロー出来たりとデッキ自体と相性がいいので最近のドラゴンプリーストにはよく入ってる ただ《手動操縦のシュレッダー》

に弱いのが玉にきず

《エリーズ・スターシーカー》

コントロールプリーストやコントロールウォリアー相手に猿からの勝ち筋が作れる。 一方的に《手動操縦のシュレッダー》

を倒せたりとステータスも3/5とそれなりに使える。

《熱狂する火霊術師》

全体1ダメージの能力は強く、シークレットパラディンやズー相手に対してさらに有利を取れる
しかし全体1ダメージを与えるためには低いマナの呪文をそれなりにいれないと活躍しにくくなるので、少し構築のスペースが縛られてしまう。

おわりに

以上ドラプリ解説講座でした。
プレイは難しいけど盤面のコントロールが出来たら最高に気持ちいいので是非使ってみてね!
最後まで読んで下さりありがとうございました!またどこかでお会いしましょう。ノシ

プレイヤーの紹介

okitsumanプレイヤー名:オキツマン
SCARZ-Hearthstone部門所属のプロゲーマー&ハースストーンひとくち新聞のライターやってます 。アイコンはパキスタ君からいただきました。
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