「HCT APAC Summer Playoffs 2018」の上位4名が決定 日本人選手2名がシーズン選手権に進む快挙

日本時間の5/19,20に開催された、『HCT APAC Summer Playoffs 2018』のデッキリストを掲載します。

『HCT Americas Summer Playoffs 2018』は、南北アメリカにて開催される夏季シーズンのプレイオフです。シーズンプレイオフはシーズン毎に南北アメリカ、ヨーロッパ、アジア太平洋、中国の4つの地域で開催され、それぞれ上位4名がアメリカ・ロサンゼルスで開催されるシーズン選手権への出場権を獲得します。

今回、夏季シーズン選手権に出場を決めたのは、glory,BloodTrail,Jinsoo,Tansokuの4名となりました。glory選手とTansoku選手は日本人プレイヤーです。シーズン選手権に日本人プレイヤーが2名出場するのはハースストーン史上初となります。

2名の勝利の瞬間はこちら。

#ハースストーン 選手権ツアー アジア太平洋プレイオフは、2日間の激闘の末に4名の選手が夏季選手権への切符を獲得しました。そして日本は初めて同シーズンに2名の選手が出場します。また次回も炉端でお会いしましょう！ pic.twitter.com/r6WgW6qsup

— Hearthstone: ハースストーン (@Hearthstone_jp) 2018年5月20日

ワタリガラス年でも #ハースストーン 選手権ツアーは熱くなりそうです。日本から、glory選手が夏季選手権一番乗りを決めています！そしてプレイオフはまだまだ続きますので最後までチャンネルはそのまま！https://t.co/4gk4RWxQhR pic.twitter.com/0LlCIEvIit

— Hearthstone: ハースストーン (@Hearthstone_jp) 2018年5月20日

トーナメント表

配信アーカイブ

大会後記

直前に開催されたアメリカ地域のプレイオフにて「性悪、クエロ、キューブ、偶数パラディン」の構成が圧倒的な強さで上位3名に上り詰める結果となり、この王道構成がアジアでも増えると予想されていました。

実際、アメリカでは7名ほどであったこの構成の使用者が18名へと増大。しかし、日本人プレイヤーの多くはこの王道構成を使用しませんでした。逆にこの構成に強い構成を考えたのです。

そこで一気に注目を浴びたのが【偶数シャーマン】です。統計上ではクエロと性悪に強いこのデッキを採用した構成が日本では非常に増えました。アメリカで3名だったのが12名もの日本人が【偶数シャーマン】を採用するに至りました。

ただし、物語はこのままでは進みません。構成こそは王道構成が18人とダントツトップでしたが、同じくアグロ構成も20人と非常に多い状態でした。さらにはコントロール構成も20人と環境は非常に混迷としています。

その混沌の中、glory選手の構成は非常に注目できる構成です。コントロールの流れを組むため多いアグロ構成に有利をとりつつ、肝心の王道構成にも全勝と非常に高い戦績を誇ります。

Tansoku選手の構成はコントロールを入れつつクエロor《第一使徒リン》のウォロをBANする王道構成を意識した構成です。Glory選手同様、アグロも王道も見れる構成となっています。クエロBAN構成ではJinsoo選手も同様です。Jinsoo選手はプリーストに《トワイライトの侍祭》を入れて性悪やキューブを意識しています。

そこへ、王道構成のBloodTrail選手が入ったのが今回のベスト4となります。

結局、王道構成を中心にメタが回っていたのは間違いないと言えます。その中で、王道構成が本来得意とするコントロール構成が弱点を克服して結果を残した形となりました。コントロールプリーストとコントロールウォーロックが重要なポジションと言えます。

環境は弱体化が発表されているためすぐに変わりますが、今後どういったデッキが流行するのか注目です。

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