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ハースストーン/Hearthstoneにおける、強いデッキと使い方をまとめています。

「ワタリガラス年」の開幕と共に3枚のカードが殿堂入り。ドルイドに新スキン登場

2018/03/21

Blizzardより2018年2月28日に新スタンダード年「ワタリガラス年」が発表されました。クラシックパックから新たに3種類のカードが栄誉の殿堂入りに。さらに、ドルイドの新スキンも発表されました。

新年は「ワタリガラス年」


「クラーケン年」「マンモス年」に続き、2018年4月の新カードセットの発売と同時に始まる新年はワタリガラス年となりました。海から陸、そして空のモンスターに変化していますね。

新年から始まる新たな殿堂入り、新カードセットの予告、新スキン、さらには新機能と発表された内容を1つ1つ解説します。

《アイスブロック》《コールドライトの託宣師》《溶岩の巨人》が殿堂入り


殿堂入りを果たしたカードは「ワタリガラス年」の開始と共にスタンダードで使用することが不可となります。そして、ワイルドでも引き続き使えるように分解をしなくても作成と同量の魔素が配布されます

ハースストーンのリリース時より【フリーズメイジ】に採用され、近年では【クエストメイジ】【コントロールメイジ】といったコントロールデッキから【秘策メイジ】というアグレッシブなデッキにすら採用されるカードです。その有無を言わせない強力な効果と汎用性の高さを鑑みて今回殿堂入りとなりました。
中立としては強力なドロー効果、そして《影隠れ》などミニオンを手札に戻すカードと組み合わせた時の危険性から殿堂入りに。特にローグで利用されてきたカードです。
リリース時に20マナであったこのカードも現在は修正されて25マナとなっています。ですが再度20マナに変更した上で殿堂入りすることになりました。【ハンドロック】といった往年のデッキが復活することになります。修正後はデッキに採用される機会が激減し、マナコストの修正を望む声が多くありました。修正されたカードが元に戻るのは初の事象です。

獲得できる魔素の量

殿堂入りしたカードはスタンダードで使用することができなくなります。その補填として還元をしなくても魔素が付与されます。前回の殿堂入りと完全に同様の仕様となります。

・対象はクラシックからスタン落ちする3種
・レジェンドは1枚分・それ以外は2枚分の魔素が付与(カードを砕く必要は無し)
・魔素は作成時と同量の魔素が付与される(Redditにて公式から言及)
・ゴールデンカードを所持していればそちらが優先的にカウントされる
└例)《アイスブロック》のゴールデン1枚ノーマル2枚を所持した場合、ゴールデン1枚ノーマル1枚の計2枚分の魔素がもらえる
・還元した時の魔素は通常通り
・付与される時期はワタリガラス年開幕時のログイン

カードごとに付与される魔素一覧

下記は1枚分の魔素量です。2枚所持している場合はこれの2倍の魔素を獲得することができます。

カード名 ノーマル ゴールデン
《コールドライトの託宣師》 +100 +800
《アイスブロック》 +400 +1600
《溶岩の巨人》 +400 +1600
獲得魔素(各2枚) 1800 8000

もし、これらのカードを所持していないのであれば2枚まで全て作成することを推奨します。作成した魔素と同量は補填されるため実質無料でこれらのカードを獲得することができます。

以前のカードセットからメイジのクラシックにカード追加?

これは公式サイトではなくPCGamerで公開されたベン・ブロード氏のインタビュー記事にて言及されました。クラシックは昨年の殿堂入りと合わせて《アイスランス》《アイスブロック》の2種が使用禁止となりカードプールが狭まっているのが現状です。

この問題を解決するために以前にリリースされた拡張の中からメイジのクラシックセットにカードを移行することを考えているようです。
新たな問題が生まれるような強力なカードではないとも言われています。
▶PC Gamer Hearthstone's Year of the Raven getting in-game tournaments, Ice Block sent to Hall of Fame

ドルイドの新スキン「ルナーラ」が追加

獲得条件:スタンダードのランク戦またはカジュアルモードで10勝
実装時期:「ワタリガラス年」のリリース時
このクエストの実装に合わせてローグの新スキンのマイエヴを獲得するクエストは消去されます。獲得していない方はログインをしてクエストをクリアしておきましょう。

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クエストが改善

ほとんどのデイリークエストの達成条件が緩和されます。さらに、以前40ゴールドが報酬だったクエストは一律で50ゴールドが報酬に引き上がります。60ゴールドが報酬だったクエストに変更はありません。

参考例

唯、強き者のみ
旧: コスト5以上のミニオンカードを合計20回使用する。報酬40ゴールド
新: コスト5以上のミニオンカードを合計12回使用する。報酬50ゴールド

(特定の2クラス)で勝利
旧: 2つのクラスで合計2勝する。報酬40ゴールド
新: 2つのクラスのどちらかで1勝する。報酬50ゴールド

(特定のクラス)熟達
旧: クラスカードを合計50回使用する。報酬60ゴールド
新: クラスカードを合計30回使用する。報酬60ゴールド

ゲーム内トーナメントモードが追加

Tournament.jpg

今後、数ヶ月以内にトーナメントモードのβ版がリリースされます。今後はゲーム内から大会を作成→招待→実施が可能になります。
大会を開催することができるのは、大会の主催者及び炉端の集い主催者と発表されています。炉端の集いモードのように公認された場合に利用できるモードになる可能性が高いです。

最初はある程度機能を絞ったものでリリースするようで、リリース後にユーザーの使用感を確認しながら徐々に拡充していくと発表されています。

ワタリガラス年の新カードセット3つ

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新しいスタンダード「ワタリガラス年」にリリースされる3つのカードセットのテーマ画像が公開されました。ここでワイルドに移行するカードを確認しておきましょう。

ワタリガラス年で使用可能なカードセット
基本
クラシック
大魔境ウンゴロ
凍てつく玉座の騎士団
コボルトと秘宝の迷宮
2018年最初の拡張版
ワタリガラス年から使用不可になるカードセット

質問セッションの開催

3月3日 午前4:00(日本時間)にハースストーン公式Twitch.tvにて、ゲームディレクターのベン・ブロード氏とリードプロデューサーのYong Woo氏が、ハースストーンの新年度に関する質問セッションを実施することが発表されました。

ハースストーンの新しい年度はそれぞれ、アゼロスの夜空に輝く十二の星座のうち1つを、そのシンボルとするんだ。この新しい星座が定められた位置に来た時こそ、ハースストーンがプレイされているあらゆる場所で新年度が、そしてお祭り騒ぎが始まる瞬間なんだ!

今年はマンモス年に別れを告げ、 「ワタリガラス年」を迎えることになるからな!

2018_HS_AstrologicalClock_EK_2560x1338.jpg

セットのローテーション迫る

2年前、新しいプレイの方式として「スタンダード」と「ワイルド」のゲームフォーマットが導入されたな。

次々と新カードが追加されていくハースストーンをエキサイティングに、かつ気軽に始められるように保つため、スタンダードでプレイヤーが使えるのは近年リリースされたカードと、中核となる基本およびクラシックカードに限定されるんだ。スタンダード導入の全体的な意図は、全てのプレイヤーがゲームをいつも新鮮に感じられるよう保ち、また新しいプレイヤーが大量の「必須カード」を集めなくても環境に通用するデッキが組めて、手っ取り早く遊び始められるようにすることだ。またスタンダードがあるからこそ、開発チームがこの先新カードをデザインする際に、制約をより少なくすることが可能となっているんだ。

毎年最初の拡張版がリリースされると同時に、その年と前年にリリースされたセット以外は、スタンダードフォーマットから落とされることになる。

スタンダード落ちしたカードをワイルドで使いたい、あるいは単にコレクションを埋めたい場合、魔素を使って作ることができるぞ。以前は作成不可能だったアドベンチャー(「ワン・ナイト・イン・カラザン」など)のカードも、作成可能になるからな。

また、ワイルド専用のコンテンツはゲーム内での購入ができなくなるが、オンラインショップから購入することはできるぞ。

ワタリガラスの翼に乗って

新しいスタンダードフォーマットはハースストーンの次の拡張版とともにやって来るぞ!魔法ような時が訪れて、星座時計が現れてハースストーンの新年度の鐘を鳴らし、新しいスタンダードフォーマットの開幕を告げるんだ!  

新しいスタンダードデッキには、以下のセットのカードのみ入れられるからな。

  • 基本
  • クラシック
  • 大魔境ウンゴロ
  • 凍てつく玉座の騎士団
  • コボルトと秘宝の迷宮
  • 2018年最初の拡張版

同時に、以下のセットはそれ以前のセットと同様に、ワイルド専用になるぞ。

  • 旧神のささやき
  • ワン・ナイト・イン・カラザン
  • 仁義なきガジェッツァン

ハースストーンの新年度には、新しい拡張版が3つ登場するぞ!今年はどんな未来が来るか、あんたには予想できるかな?

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新年度の栄誉の殿堂入り

ハースストーンの新鮮味を保ち続けるという目的のため、クラシックセットの特定のカードもワイルドフォーマット専用になるんだ。それらのカードは「栄誉の殿堂」に追加されることになるぞ。今年度は以下のカードが「栄誉の殿堂」入りする。

jaJP.png

アイスブロック – このメイジの秘策は強力なカードであり、何年もスタンダードデッキの中核を担ってきた。だがスタンダードに新しいメイジデッキが登場できる余地を作るためにも、そろそろ後進に道を譲っていい頃だ。

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コールドライトの託宣師 –「コールドライトの託宣師」がワイルド専用になるのにはいくつかの理由がある。このカードは中立カードにしては非凡なほど強力なドロー効果を持っていて、クラスのアイデンティティに悪影響を及ぼしかねない。このカードの「短所」は相手のカードを破壊することも可能で、相手が構築したデッキをプレイすることを妨害する――それはすなわち、「雄叫び」や、ミニオンを手札に戻す効果に関するデザインを制限することにもなるんだ。

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個々に見ても、これらの理由の1つだけでも「栄誉の殿堂」への昇格には十分かもしれない。そして総合的に見れば、そろそろ「コールドライトの託宣師」はスタンダードから去ってもいい頃だろう。

溶岩の巨人 –  「溶岩の巨人」を栄誉の殿堂入りさせると同時に昔のマナコストに戻すことにより、プレイヤーはワイルドフォーマットで「溶岩の巨人」入りのデッキをいろいろと試せるようになるだろう。  

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昨年と同様、栄誉の殿堂入りしてもこれらのカードをあんたが持ち続けられるよう、カードを還元したのと同額の魔素の付与を行うぞ(最大でデッキに入れられる上限の枚数まで)。  

「ワタリガラス年」の開始後にログインした時、魔素は自動的に付与されるからな。

クエストが快適に

ハースストーンの次の拡張版の登場と同時に、クエストも改善されるぞ!より早くクリアできるよう、ほとんどのクエストのクリア条件が緩和される。そして報酬40ゴールドのクエストは全て報酬50ゴールドに増額されるんだ。報酬50ゴールド以上のクエストは増額されないが、クリア条件は緩和されるからな。対戦1回で達成可能なクエスト(例: 「友達と対戦」)は、一切変更なしだ。

いくつか例をあげよう。

唯、強き者のみ
旧: コスト5以上のミニオンカードを合計20回使用する。報酬40ゴールド
新: コスト5以上のミニオンカードを合計12回使用する。報酬50ゴールド

(特定の2クラス)で勝利
旧: 2つのクラスで合計2勝する。報酬40ゴールド
新: 2つのクラスのどちらかで1勝する。報酬50ゴールド

(特定のクラス)熟達
旧: クラスカードを合計50回使用する。報酬60ゴールド
新: クラスカードを合計30回使用する。報酬60ゴールド

クエストの改善はこれで終わりじゃないぞ。さらに調整が必要かどうか、今後も経過を監視していくからな!

ゲーム内大会

大会主催者や炉端の集いを主催する酒場の主人は、ハースストーンのゲームクライアント上で直接、大会を作成し、招待状を送り、大会を実施することが可能になるぞ。マッチメイクやデッキの認証はこちら側で処理するから、心配無用だ。

Tournament.jpg

数ヶ月以内にこの機能のベータ運用を開始する計画なんだ。みんなからのフィードバックを参考に、時間をかけて機能を拡充していく予定だから、どしどし意見を送ってくれよ。

新たなドルイドヒーロー: ルナーラ

ルナーラは半神セナリウスの長女だ。彼女の姉妹であるドライアド達は自然の平穏とうららかな美しさを体現した存在なんだが、その点ルナーラは非常に父親似なんだ。

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父親が半神で、祖父母が自然の神に月の女神と来たら、さすがに守るべき名声ってものがある。ルナーラはその使命に大いに乗り気なんだ――彼女は荒野の容赦なき守護者であり、自然界がツメとイバラで赤く染まっていることの、生きた(というか不老不死の)証拠なんだ。

次の拡張版が正式にリリースされた後、スタンダードのランク戦またはカジュアルモードで10勝すると、この獰猛なる自然の勇者があんたのコレクションに加わるからな。

マイエヴ・最後のチャンス! 2018年最初の拡張版のリリースとともに、マイエヴ・シャドウソングを手に入れるためのクエストは受けられなくなるからな。もししばらくハースストーンを離れてるなら、次の拡張版がリリースされる前に、マイエヴを手に入れておく方がいいぞ!

愉快な炉端の集い

「炉端の集い」は知ってるかい?ハースストーンの熱心なファンが一堂に会して親睦を深められる、愉快な集いのことだぞ!炉端の集いはわしらにとっても大きな意味を持ってるからな。ワタリガラス年の間に、炉端の集いをサポートするためのさらなる機能を追加できるよう、現在鋭意制作中なんだ!

ワタリガラスが観ていた

「ワタリガラス年」についてもっと知りたいかい?コメント欄にあんたの質問を書き込んでくれ、それから3月3日 午前4:00(日本時間)にハースストーン公式Twitch.tvにチャンネルを合わせ、ゲームディレクターのベン・ブロードとリードプロデューサーのYong Wooがお送りする、ハースストーンの新年度に関する質問セッションに参加しよう!

ここまで読んでくれてありがとうよ!みんなのもとにハースストーンの新年度をお届けできるのが楽しみだ。また酒場で会おう!

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