【AMA】ベン・ブロード氏とユーザーとの質疑応答まとめ
2017/07/24
2017年7月15日、海外のインターネット掲示板『Reddit』にハースストーン開発ディレクターのベン・ブロード氏が登場。AMA(Ask Me Anything)を実施しました。AMAとは、フォーラム上でコミュニティからの質問をリアルタイムで応答する一種の企画です。
重要度の高いアナウンス
多くの質疑応答の中から、とりわけ重要度の高い項目と、それに対する解説をこちらに書き出します。
新拡張について
今までのカード発表と言えば、発表が一ヶ月半ほど前で、発表時からは連日世界各国でカードの発表が1枚ずつ行われてきました。新カード発表は○日から!と発表してもそれより前に新カードが様々なイベントで発表されていた過去から見て、あまり信憑性が無い情報でしたが7月18日現在この情報は守られているため、新カードは24日に来るものと思われます。
この措置の理由としては、以前に「新拡張の発表から発売のある程度前までは盛り上げているが、肝心のリリース直前に何もアナウンスが無く盛り下がった」という意見があったそうです。そのため今後は、最初の情報を減らし最後にかけて一気に情報を公開して盛り上げていくようです。
これは『大魔境ウンゴロ』のクエストカードと同様のことが言えます。基本的に拡張は1ヒーローにつき1枚のレジェンドカードが習わしでしたが、マンモス年からは完全にその概念からは外れています。
バランス調整について
あらゆるコントロール系のメイジで採用されるこのカード。[秘策を喰らうもの]など極端なメタカードが無い限りは確定で1ターン生き残るため、2ターンかけてライフを0にする行為が容易になります。補足としては、「【フリーズメイジ】などのデッキコンセプトを否定するつもりは無い」とのこと
これは、いわゆるスタン落ちとなる2年という上限を設けたカードのローテーションと、殿堂入りなどを含めた「カードローテーション」と思われます。毎年4月に殿堂入りが発表されるともとれる発言です。
【クエストローグ】でひと暴れしたのが記憶に新しいこのカード。過去には《飢えたハゲタカ》が2マナだったころにも2枚採用されていました。今では新ヒーローパワーとなる『バ獣改造』でも簡単に突撃をつけることができるため、今後もこういった新カードが増える度に問題となる可能性が高いと言えます。
(ゲームデザイナーのMike Donais氏から)その他にも、《練気》《段取り》《マリゴス》などが挙げられる
《練気》は序盤に巨大ミニオンを召喚しゲームエンドにすることがしばしあります。他にも10ターン目に12マナ使えることも強力と言えます。
《段取り》はローグに《獣の相棒》のようなミニオン召喚魔法が少ない理由でもあります。呪文限定とは言えそういったカードを産めば《練気》の上位互換として働いてしまいます。実際に《荒野の呼び声》などが発動できた時は非常に強力です。
《マリゴス》は今でこそそこまで見ませんが、【マリゴスドルイド】は一時期環境トップで非常に高い採用率でした。召喚したターンに勝負を決めるカードであるため、対策が相手に取り辛いことも含めて開発陣は危険視していると思われます。
《リロイ・ジェンキンス》《猟犬を放て!》《突撃》などハースストーンは過去にも突撃を持つカードの能力を下方修正してきました。最近では《海賊パッチーズ》《石牙のイノシシ》などが5点で何回も突撃してきましたね。面白い要素でもありますが、同時にゲームバランスを崩す要因でもある能力であると開発陣も強く意識しているようです。
弱体化というのは能力の直接変更というより、他のカードなどで相対的な弱体化を考えているようです。
《溶岩の巨人》は以前20マナのカードで、【ハンドロック】は非常に強力なデッキでした。現在は衰退してしまいましたが、Blizzard自体はこのデッキ(コントロール系のウォーロックデッキ)の復活を望んでいるようです。
新コンテンツについて
ついにこの2つのヒーローに新スキンが登場します。詳細は発表されていませんが、確定事項のようです。発表が楽しみですね。
このスキンを関係があるかは言及されませんでしたが、「女性のヒーロースキンの準備をしている」と回答されました。
一部の国で手に入れることができないプリーストの新スキン『ティランダ』その他期間限定販売された『カドガー』のスキンや、あらゆる過去のカードバックについて、いずれは入手できるようにしたいそうです。残念ながら今すぐとはいかないようです。
おそらくこれは、改善を意識しているということで、もうすでに何か用意しているものではないと思われます。
これは《炎の舌のトーテム》《ダイアウルフ・リーダー》等のことです。こうしたカードが以前のセットで少なかったと指摘され、今後も追加予定と答えました。
大会をゲーム内で進行できるようにするモードです。言えることは何も無いというのが逆に考えてしまいますが、「私達はそれについてたくさん考えてきた」とも言っています。
これは以前Diabloを模した酒場が開催されたことを受けて、他のゲームからも取り入れないのか?といった質問についての回答です。基本的にカードやヒーロースキンでの登場は考えておらず、イベントとして一部で出すことは良いと考えているとのこと。
2017年12月発売のカードセットまで開発が完了し、2018年4月発売のカードの開発に着手しているようです。ここまで未来のセットを作り込むことで全体的なバランスを統括しているのはさすがと言えます。
以前からアナウンスされていたように、スタンダードの導入により発売が停止していた過去のカードセットがこの夏に再販されるようです。
最も要望が多かったリッチキングの追加クラス化がされなかった現在、今後もハースストーンに10個目のクラスが追加されることは無いのでしょう。
今までに達成された最高ランクのようなもの、そしてどのシーズンで、最も演奏されたクラス、クラスの勝利など、プレイヤーの情報を表示することは検討している。しかしプロフィールといった形ではなくもっと別の形で。うまくいけば今年の後半に詳細が発表される。
その他
ランク戦のバランス調整方針
・トップレベルのプレイヤーの負担を軽減
・ランク20分で立ち往生するプレイヤーの進行を促す
・下位25%のプレイヤーのためのより良いマッチングシステムの開発
・新規プレーヤーの経験を改善
ソース
https://www.reddit.com/r/IAmA/comments/6nc1zz/well_met_im_ben_brode_the_game_director_on/
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