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ハースストーンゲームデザイナー ベンブロード氏がBlizzardを退社 自身のTwitterにて報告

ハースストーンのゲームデザイナーとして開発初期から関わっていたベン・ブロード氏が現地時間2018年4月20日を以てBlizzard社を退社した旨をTwitterにて発表しました。合わせてフォーラムにも声明が公開されました。

ゲーム会社を設立へ

退社の理由として、「自身の会社を立ち上げて、おそらくゲーム開発をする」と述べています。2008年から10年にわたりハースストーンに携わってきた同氏の作るゲームがどんなものかは、ハースストーンユーザーであれば気になって仕方がないでしょう。

ですが、具体的には何も決まっていないとのことなので、もしゲーム開発をしたとしてもそれが私達の目に触れるのは2年ほど月日がかかるものと予想されます。

ベン・ブロード氏はどんな人物か


2002年にBlizzardに入社し、2008年からハースストーンチームの最初のメンバーとして参画します。
リリース後からはメディアに露出をすることが多くなりますが、そのキャラクター性から絶大なコミュニティの人気を獲得します。

そして、ファンの記憶にも印象深いのが「ラップ」です。『大魔境ウンゴロ』のときに自身のYouTubeチャンネルで新拡張の説明をラップにて公開しました。これが非常に話題となり次の『凍てつく玉座の騎士団』でもコミュニティの期待を裏切らず同じくラップ動画を発表したほどです。


ベンブロード氏の声明

以下にベン・ブロード氏が記したフォーラムのコメントを記します。フォーラムのコメントを受けてBlizzard日本公式が翻訳したものです。

プレイヤーの皆様へ、大事なお知らせです。
ハースストーンの開発チーム の"ベン・ブロード"がBlizzard Entertainmentから退職することになりました。ここに皆様へのベン・ブロードからの挨拶を共有します。

サンキュー ベン!

友人、同僚、そしてレジェンド級のハースストーン・コミュニティの皆さん

Blizzardに入社して15年、ほぼ10年間ハースストーンの開発に携わってきました。そして今、私は新しい旅に出るための決断を報告したいと思います。
実際に伝えようとすると難しいものですね。

ここで仕事を始めた時、私は20歳。最初の仕事は夜勤のゲームテスターでした。
それ以来、Blizzardは居心地の良い場所でした。eスポーツのイベントでの司会、BlizzConでの登壇、バンドでの演奏やラップの制作、そして素晴らしい人々との様々な仕事が思い出されます。その中でも最も大きな転機は2008年に“チーム5”、ハースストーンの開発チームに参加したことです。

ハースストーンのことはとても誇りに思っており、業界に一石を投じることができたのではという自負があります。プレイヤーの皆さんから、ハースストーンを通じて家族とより近しくなれたとか、炉端の集いで親しい友達ができたということを聞かせてもらいました。あるいはハースストーンにインスパイアされてゲーム開発者になったという人もいました。ゲームを通じて多くの人達のかけがえのない瞬間に関われるというのは本当に素晴らしいことです。

そしてハースストーンを誇りに思うよりも強く、開発チームのことを誇りに思います。

2つとない開発チームです。10年間、ハースストーンの開発で様々な出会いと別れがありましたが、そこには常に特別なチームの精神がありました。皆、自分たちの最も大事な成果物はゲームではなくチームそのものであるということを知っていました。素晴らしいチームは素晴らしいものを創ることができます。そしてハースストーンは最高のものだと思っています。ただの仕事ではありません。皆で情熱を共有し、毎日自分たちの愛するゲームをより良くすることに全力を傾けてきました。

皆、頻繁にハースストーンのRedditサブフォーラムを訪れ、ユーザーの視点から始まるゲーム改善点を模索しています。そこでのバカっぽいミーム、熱い討論、あるいは我々のゲームに関する説明への反応を見るのが大好きでした。我々はできる限りソーシャルメディアでの情報露出を心がけており、開発チームも限界まで挑戦してくれています。ここ数年、私はゲームデザインよりもディレクションに注力する必要があり、チームメンバーがこの挑戦に以前よりも強く注力してくれていることを本当に嬉しく思います。

私自身、ハースストーンのパブリックな存在として注目されがちですが、80人を超える開発チームの一人でしかなく、本当にカードや酒場の喧嘩、イベント、ミッションなどを制作しているのは彼らです。現在の開発チームは最高のメンバーで構成されています。だから新しい世代となった開発チームとハースストーンがどこに向かうのか、少し離れた場所から楽しみに見ていることにします。

私はこれから突拍子もない挑戦をしようと思っています。その状況が少し怖くもあり、落ち着かないほどわくわくしています。私は自分自身の会社を始めます。多分ゲームの開発をすることになると思いますが、まだ何も決まっていません。これからデザインやプログラミング、そして実際の開発現場に戻れることが本当に楽しみです。多分、社内のスターバックスが恋しくなるんじゃないかな。

素晴らしいチャンスをくれてありがとう、Blizzard。そして、ハースストーンに関わらせてくれてありがとう。チームが次にどんなことをするのか本当に楽しみです。

そして、情熱あふれるコミュニティのみんなへ ― 君たちと一緒に笑いあえなくなって、きっと寂しくなると思う。 ハースストーンを共に作り上げてくれてありがとう、本当に楽しかった。心の底から楽しんでいたよ。

心を込めて

ベン・ブロード

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