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ハースストーン/Hearthstoneにおける、強いデッキと使い方をまとめています。

ハースストーンのナーフが決定。マナワーム、含み笑う発明家、アヴィアナの3種

Blizzardより2018年10月18日(日本時間19日)より実施されるカードのバランス変更の内容が発表されました。カードのナーフの内容と考察を記載しています。

実施時期

2018年10月18日(日本時間19日)

《マナ・ワーム》のコストが1→2へ

ハースストーンのリリース時から、4年以上生きながらえ、2回の殿堂入りも逃れ、メイジの最強カードとして愛用されたこのカードにもついにナーフの手が伸びました。《ケレセス公爵》同様に引いた時の勝率が非常に高いこのカードが、今後もスタン落ちの影響を受けることなく使用されることを危険視したと思われます。とはいえ、環境最大手のクエストローグに唯一完全に有利とされているデッキの【テンポメイジ】が著しい弱体化を受けることにはやや疑問視する声が上がっていることも事実です。

また、このカードはメイジの低コスト呪文のデザインを歪めさせる存在でもありました。今回の変更により、メイジで1マナ〜2マナの強力な呪文が新たに追加される可能性もあるでしょう。過去には《炎の王ラグナロス》がスタン落ちしたあとに《リッチキング》が登場したように、新たなメイジの1マナミニオン枠の新設にも期待が高まります。

《含み笑う発明家》のコストが5→7へ

中立ゆえにあらゆるデッキで使用されたカードです。Blizzard曰く、挑発ミニオンはゲームをより面白くするという視点で導入されたカードです。ただし、予想以上に強かったのでしょう。一度、6マナにして次期環境のカードも含めてテストプレイした結果、まだ強かったため7マナにしたようです。

目下の標的はおそらくクエストローグでしょう。実際、このカードを一番うまく活用していたのはクエストローグでした。クエスト達成前はアグロに対して時間稼ぎを行いつつ、クエスト達成後では1枚で強力な盤面を築くことができます。これにより、ミッドレンジ帯のデッキがクエストローグに対して中盤で勝ち切ることが可能になるため、今まで以上に攻撃的なデッキが増える可能性があります。

《アヴィアナ》のコストが9→10へ

スタンプレイヤーですらこのカードの存在を知っているプレイヤーは多いのではないでしょうか。《忘却王クン》と組み合わせて手札のミニオンを全て1マナにしつつ大量展開できるコンボに使用されるこのカード。現在は《キング・トグワグル》+《アザリナ・ソウルシーフ》を組み合わせたデッキ破壊コンボに使用され、《究極の侵蝕》《最高サイコメロン》で大量ドローして即座にデッキを奪ってきます。注目するのはコンボの凶悪さではなく成功率の高さです。ほぼ確実にキーカードを揃えることができるため、相手に対処の時間を与えません。

その凶悪さから《最高サイコメロン》の実装時から相当問題視されてきましたが、ここにきてようやくナーフされることになりました。10マナになることで、《忘却王クン》とマナがかぶりカードを揃えることが難しくなります。また、両者が揃った場合も《練気》が必要となりパーツが1枚多くなりました。コンボデッキにおいてはこの差は重要です。

コミュニティの意見

今回のナーフは、今までのどのナーフよりも否定的な意見が多いのが印象としてあります。具体的なユーザーのコメントの掲載は控えますが、「別のカードをナーフするべきだった」「マナワームは今ではない」といった意見が散見しています。

例えば、クエストローグでは《ソニア・シャドウダンサー》、次いで《地底の大洞窟》のナーフ予想が多かったです。特にソニアはクエスト達成の速さを一段階引き上げる強力なカードです。

また、このナーフが発表される二週間ほど前に公開された「デッキの極端な相性差がハースストーンに与える影響とは – Vicious Syndicateのレポート」ではクエストというシステムそのものや、デスナイト全般、及びバクなど相性差を大きくするカード群が問題であると指摘されていました。このレポートの反響は大きく、今回のナーフでは一気に10枚近くナーフされるのでは?と予想する声も少なくありませんでした。

また、対象にならなかったカード群に対する不満もあります。【奇数ウォリアー】は【クエストローグ】がいてもTier1クラスのデッキのため、《スーパーコライダー》などカードの弱体化が無いことを危険視する意見もあります。また、この数年常に環境トップに居座り続けるドルイドも完全にノータッチであることも同じく要因といえます。特に《拡がりゆく虫害》が6マナであること、もしくは召喚される挑発が1/5であることが強すぎると今でも言われ続けていることであるため、ユーザーが「環境を見ているのか」と疑問を抱いています。

今回の不満は、ナーフへの期待が高かったこと、そしてナーフの内容が環境トップのデッキの多くに影響を及ぼさないことが主に挙げられます。そもそもコミュニティの意見を反映してのナーフ実施でしたが、さらなる変化はあり得るのでしょうか。今後に注目です。

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