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ハースストーン/Hearthstoneにおける、強いデッキと使い方をまとめています。

新スタンダード『マンモス年』:6枚の栄誉の殿堂入り/新スキン/ストーリーモードの発表

2017/02/18

2017年2月17日、Blizzardより、新たなスタンダードの概要が発表されました。この記事では新スタンダード『マンモス年』の説明と、新たに「栄誉の殿堂入り」(ワイルドへ以降)する6種類のカードの詳細を発表します。


マンモス年でスタン落ちするカードセット

2015年に発売された下記3種のカードセットがワイルドへ以降し、2017年の新しいスタンダード『マンモス年』では使用できなくなります。
マンモス年は、2017年一番最初の拡張が発売されたタイミングから開幕します。(おそらく4月頃から)

新年を記念する新スキンが発表

「マンモス年」が開幕する前に、豪華な報酬を獲得できるログインボーナスが期間限定で開催されます。

・魔素
・ゴールド
・新拡張のパック
・新スタンダードのランク戦orカジュアル戦で10勝することで新スキン「マイエヴ・シャドーソング」を獲得

新ローグスキン「マイエヴ・シャドウソング」

新年を記念するにはふさわしいローグの新スキンが登場です。ローグの新スキンは今回が初めてなので是非獲得しましょう。
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新ローグスキン「マイエヴ・シャドウソング」の全身アート

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クラシックからワイルドへ以降するカード6枚

新たに「栄誉の殿堂」セットの発表

元々クラシックのカードであったカードがワイルドに以降することでカードのカテゴリーが変更されます。これらは、今の報酬セットのカードも配属され、名称は「栄誉の殿堂」セットとなります。
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アジュア・ドレイク

アジュア・ドレイク

【アグロシャーマン】を筆頭に全てのシャーマンデッキで採用され、【ミラクルローグ】【テンポメイジ】、そしてその他ドルイドデッキ全般などありとあらゆるデッキで採用されている5マナ最強クラスの汎用性を持つカード。

このカード自身がゲームを決めることが無かったことであまり非難される対象ではありませんでしたが、あまりにも高いその採用率は他の5マナの選択肢を狭めてしまうことに繋がるため、今回の規制となりました。

シルバナス・ウィンドランナー

シルヴァナス・ウィンドランナー

全ての6マナのカードを採用する際、「《シルヴァナス・ウィンドランナー》と比較してどれだけ有用か」を真っ先に考えられるほど、ハースストーンのリリース時から常に6マナ最強の座に君臨していたこのカード。原作「World of Warcraft」から人気なキャラだっただけに別れを惜しむ声は多いですが、これもハースストーンをよりエキサイティングにするためには必要なことと言えます。

さらに、Blizzardより「今後断末魔関連の強力なカードを出す予定なので、このカードと組み合わせるとスタンダードでは強すぎる」と言及されています。これは新弾での断末魔強化に期待がかかります。

炎の王ラグナロス

炎の王ラグナロス

《大物ハンター》のが3マナから5マナに変更されて以降、このカードはあらゆるデッキのフィニッシャーとして採用されています。対策ができないこのカードはあまりに強力であり、デッキを選びません。ハースストーンには他にも多くのフィニッシャーが存在します。彼らの活躍の場を与えるためにもこのカードはついにワイルドに移動することになります。

凄まじき力

凄まじき力

主に【ズー】で採用された、海老で鯛を釣るといったような有利トレードに使われていましたが、ときよりコントロールデッキにおいて突撃ミニオン+《凄まじき力》+《無貌の操り手》による20点前後のダメージを出すコンボとして利用されています。

これらのコンボも非常に強力ですが、1マナである汎用戦の高さや自決できることのポイントなど、あらゆる要素と可能性を配慮してのスタン落ちとなります。これによりバーストダメージを出すデッキはスタンダードでは減少します。

アイスランス

アイスランス

【フリーズメイジ】を確立した強力なカード。メイジのバーストダメージにはこのカードは必要不可欠です。【フリーズメイジ】は最初期から永く存在したデッキですが、新たなデッキタイプが確立されるためにも規制対象となりました。

また、今後「強力な呪文ダメージをプラスするカードや、カードを複製する能力を考えている」とも言及されています。この1年〜2年のメイジで登場する可能性が高いです。

隠蔽

隠蔽

【ミラクルローグ】《ガジェッツァンの競売人》と合わせて採用される非常に厄介なカードです。このカードデザインの問題は、「相手との対話を拒絶していること」が挙げられます。対抗策が非常に狭くなるため対抗札を持っているか否かの運の場面に遭遇しやすくなってしまいます。

《ガジェッツァンの競売人》とどちらを殿堂入りするか考えた結果、《ガジェッツァンの競売人》は非常に高いスキルを要求するため、今回は《隠蔽》になりました。

カード所持だけで魔素の補償を実施

以前の発表では「クラシックからワイルドに以降されたカードは、還元時の魔素量がアップする」と発表されていましたが、「ワイルドに以降するカードを所持しているだけで、還元しなくても魔素を補填する」ことが発表されました。今回発表されたカードはどれも永く愛されてきたカード達です。そのため、わざわざそのカードを砕かせてコレクションから消すことはしなくて済むというBlizzardの措置です。

具体的には下記で説明します。

・対象はクラシックからスタン落ちする6種
・レジェンドは1枚分・それ以外は2枚分の魔素が付与されます(カードを砕く必要は無し)。
・ゴールデンカードを所持していればそちらが優先的にカウントされる。
└例)《アジュア・ドレイク》のゴールデン1枚ノーマル2枚を所持した場合、ゴールデン1枚ノーマル1枚の計2枚分の魔素がもらえる
・還元した時の魔素は通常通り
・付与される時期はマンモス年開幕時のログイン

カードごとに付与される魔素一覧

カード名 ノーマル ゴールデン
《アジュア・ドレイク》 +100 +800
《シルヴァナス・ウィンドランナー》 +1600 +3200
《炎の王ラグナロス》 +1600 +3200
《凄まじき力》 +40 +400
《アイスランス》 +40 +400
《隠蔽》 +40 +400

今から作成してもお得?

魔素を稼ぎたい人orコレクションとしてカードは残したい人の2パターンによって別れます。下記にてパターンごとに獲得できる総魔素数を記載しているので、こちらを参考にしながら考えましょう。
結論から言うと
『魔素を稼ぎたい人→コモンと、ノーマルを所持していないカードのみ金枠で作成し補填後に全て砕く』
『金枠コレクションしたい人→全て金枠で作成して補填を受け取る』
『ノーマルだけ残したい人→コモンのみ金枠で作成し補填後その金枠コモンのみ砕く』
と言えます。

※下記表はレジェンド以外全て2枚分計算です。

①ノーマルカード所持/還元はしない

・対象の6種のノーマルカードは全て持っている
・ゴールデンカードは作成しない
・補填後対象カードは砕かない

カード名 獲得魔素
《アジュア・ドレイク》 200
《炎の王ラグナロス》 1600
《シルヴァナス・ウィンドランナー》 1600
《凄まじき力》 80
《アイスランス》 80
《隠蔽》 80
総魔素量 3640

対象カードをもっているだけで最低限この魔素は担保されます。

②ノーマルカード所持/補填後還元する

・対象の6種のノーマルカードは全て持っている
・ゴールデンカードは作成しない
・補填後対象カードは砕く

カード名 獲得魔素
《アジュア・ドレイク》 240
《炎の王ラグナロス》 2000
《シルヴァナス・ウィンドランナー》 2000
《凄まじき力》 90
《アイスランス》 90
《隠蔽》 90
総魔素量 4510

①からさらに対象カードを砕く場合は砕いた分だけ魔素が増えます。

③ノーマルカード所持/金枠カード作成/補填後還元する

・対象の6種のノーマルカードは全て持っている
・ゴールデンカードを作成する
・補填後対象カードは両方のレア度とも砕く

カード名 獲得魔素
《アジュア・ドレイク》 240
《炎の王ラグナロス》 2000
《シルヴァナス・ウィンドランナー》 2000
《凄まじき力》 110
《アイスランス》 110
《隠蔽》 110
総魔素量 4570

②からさらに金枠まで作成し砕くパターン。魔素は増えるとおもいきや、コモン以外は②と同じ量しか手に入りません。つまり、魔素を稼ぎたいだけならわざわざ金枠を作る必要は無いということです。(逆に作ってしまったところで砕けば②と同量の魔素が手に入るので損も無いです)

ただしコモンに限り、金枠の還元量の比率がノーマルに比べて多いため、1枚につき10魔素多く獲得することができます。そのため、コモンのみ金枠で作って砕くパターンがオススメです。

④金枠カード作成

・対象の6種のノーマルカードは全て持っているかどうかは関係無い(どちらの場合も同じ結果
・ゴールデンカードを作成する

カード名 獲得魔素
《アジュア・ドレイク》 0
《炎の王ラグナロス》 0
《シルヴァナス・ウィンドランナー》 0
《凄まじき力》 0
《アイスランス》 0
《隠蔽》 0
総魔素量 0

金枠を作るために魔素を投資して、その全てが補填されて±0のパターン。

こちらは例外的なパターンですが、この機会を利用して金枠をコレクションしたい方のパターンです。必要魔素は10400魔素と大量ですが、その魔素は全て補填時に戻ってくるため、実質タダで対象カード6枚のゴールデンカードが手に入ります。

ノーマルカードを全て所持していた場合、本来補填されるはずだった3640魔素と引き換えにゴールデンカード6種を揃えたことになります。これを損と捉えるか、お得ととらえるかはコレクター度合いによりますが、最悪手に入ったゴールデンカードを全て還元すれば3700魔素になるため、最終的にはコモンのカード分お得になります。

お得な還元のやり方まとめ

・コモンカードは全て金枠を作る
・ノーマルカードを所持していないカードのみ金枠を作る

砕くor砕かないは別として上記2点さえクリアしておけば作成に使う魔素も最小限に抑えつつ魔素を稼ぐことができます。

どちらにせよ、補填がくる4月までにゆっくり検討して魔素を検討しておきましょう。

今後のワイルドについて

Blizzardより、2017年はワイルドフォーマットを活性化させると発表がされました。具体的には下記のようなことを検討しているようです。

・ワイルドフォーマットでのヒロイック酒場の喧嘩の開催を検討
・コミュニティ主催のワイルドフォーマットの大会をサポート(オフラインの炉端の集いイベント等)

アドベンチャーと拡張セットの統合が発表

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これまで、ハースストーンは「拡張版(130種前後)」→「アドベンチャー(50種前後)」と交互にカードセットを追加してきました。ですが、今後は全てが「拡張版(130種)」になるとアナウンスされました。

ストーリーモードの追加

アドベンチャーモードにおいてお馴染みであった1人対戦によるストーリーモードですが、これは拡張版にも引き継がれるようです。これにより、新たしいカードセットの世界観をより深く体験したうえでカードを使うことができます。

実装時期

新たな試みとなるアドベンチャーモードとの統合によるストーリーモードの追加ですが、実装は「2017年2つ目の拡張版から」だそうです。そのため、次のリリースが期待されるUnGoroでは、通常通りの拡張版でのリリースとなります。

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