テス・グレイメインの仕様を再度変更 合わせてシャダウォックにも変更適応 HTCソウルにも影響か

Blizzardは2018年6月8日、コミュニティフォーラムにPatch11.2に関する謝罪と対応を公開しました。

主に《テス・グレイメイン》の雄叫び能力を《希望の終焉ヨグ＝サロン》と同様にしたことについて、事前告知が無かった点とユーザーに混乱を与えた結果について謝罪しました。こちらの記事について概要を記載します。

経緯

2018年6月6日に適応されたPatch11.2について、全体的なカード仕様に関する調整がなされました。特に焦点が当てられ議論されている話題は下記です。

1と1-1について

《テス・グレイメイン》は当初公式から「場から離れても能力は発動する」と発表されていました。しかし、この度《希望の終焉ヨグ＝サロン》同様に発動が中止されるように変更されました。問題としては、当時《希望の終焉ヨグ＝サロン》はナーフ扱いとされ補填魔素があったことに対し、《テス・グレイメイン》はナーフ扱いではなくバグ修正対象であったことです。
今回の対応について、運営としては「全体的なパワーバランスが下がる修正」をナーフ扱いとしていると言及しています。つまり、《テス・グレイメイン》の修正によってパワーバランスは下がっていないと認識していると言えます。確かにこのカードを使うデッキはトーナメントシーンではほとんど見かけず、影響も少ないですが、修正内容としてはナーフと同様です。この点についてコミュニティでは反対の声が多く上がりました。ナーフではないため事前の告知が無かったことも要因でしょう。

2のカード挙動について

手札の状態の能力値を参照にする、と聞くと難しいですが具体例を出します。
・《ジャングルの巨獣たち》下で《無貌の操り手》で攻撃力5以上のミニオンをコピーしても、参照するのはもともとの攻撃力である3/3。つまりクエストカウントは進みません。
この修正自体は《ジャングルの巨獣たち》を採用する【クエストマリゴスドルイド】では直に影響を思す変更と言えます。しかし、この規模の修正であればナーフとはなりません。それをコミュニティも理解しています。

問題は日程でした。このPatchが適応された6/6の2日後の6/8よりHTCソウルという公式の大型大会が開催されます。このデッキリストの提出期限時点では選手も修正を知らないため、クエストドルイドを持っていったプレイヤーもいます。つまり、このプレイヤー達は突然デッキパワーが落ちることになるのです。この大会はHCポイントが大量に獲得できる大会であるため選手からすれば重要度も高いです。その大会をないがしろにする適応をBlizzardは実施したのでした。

対応について

今回のPatchの内容・時期を受けてコミュニティでは上記のような話題が熱心に議論されました。そこで、Blizzardが6月8日に発表した対応案が下記になります。

つまり、《テス・グレイメイン》はアップデート前の状態に戻ります。ただし、雄叫び上限回数は30回のままです。そして、この雄叫び上限回数に《シャダウォック》も合わせるようです。

そして、HTCソウルのプレイヤーはデッキ変更ができるようです。試合開始は本日6月8日の12時からのため、もう選手には伝えられていていると思われます。この点については、デッキリストが全員分判明している現状では、後出しジャンケンができるプレイヤーが発生するため不公平では？と意見も出ています。

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