【翻訳記事】スペシャリストルールにおける強力なデッキ2

2019年度の公式大会であるマスターズ予選の2週目の結果が集まり、スペシャリストルールにおいてどのデッキが強いかが更新されました。各ヒーローのデッキなどの前提が書かれている第1回の記事とあわせて参考にしてください。

この記事はTeam NoProsHere様に掲載許可をいただき、以下の記事を日本語に要約したものになります。Team NoProsHereはこの記事以外にも、スペシャリストで有用な記事を掲載しています。
Team NoProsHere Specialist Meta Report #2（元記事、英語）

はじめに

マスターズ予選2週目に入り、ミッドレンジハンターが最強デッキの座を確固たるものにしました。
ミッドレンジハンターを狩ろうとするデッキ群は、互いにじゃんけん状態になっており、Tier2~3の位置に落ち着いています。

クラスの人気

予選別使用数

全体的な環境を見ると、現実的にハンターを強く対策できるデッキはありません。
現実的でないデッキは消えていき、環境が狭まっています。そして、その狭まった環境で、その中に存在しているデッキ同士の対戦でさらに環境は狭まりました。例えば、プリーストはローグに勝てず、減少傾向にあります。
これにより、ミッドレンジハンターは余裕を持って、3つのデッキで狭い範囲のデッキを対策できるようになりました。
その好例がFujitoraのミッドレンジハンターです。

第1デッキでは同型対決を意識し、第2デッキでは《獰猛なヒナ》と《鉄嘴のフクロウ》によって断末魔ハンターを対策しています。第3デッキでは《ゴラッカ・クローラー》でミラクルローグ(《ぶんどり部隊》を入れた海賊型が主流)を強烈に対策しつつ、《凄まじき狂乱》によって奇数ウォリアーなどの低速デッキに勝てるようになっています。
ミッドレンジハンターへのカウンターとしておすすめできるデッキはありません。
例えば、攻撃的な奇数メイジはミッドレンジハンターのどのタイプのデッキにも有利が取れていて、カウンターになっていると言えます。しかし、他のすべてのデッキに対して非常に弱く、11試合すべてをミッドレンジハンターと当たることは期待できません。ミッドレンジハンターを対策することによる利益は、他のデッキすべてに弱くなる不利益には見合いません。

環境の推移

ヒーロー/使用数/Top8進出数/Top8進出率に比例したスコア

前回、ローグが非常に上手く機能していることを指摘しましたが、参加者も同じ結論を出したため、ローグの使用率が5.4%から8.1%に急上昇しました。これにより、プリーストの勝率が49.1%から48.0%に下がりました。ローグが増え、プリーストが減ったことにより、パラディンが次の候補として有力になりました。しかし、これらの推移はハンターの51.4%という圧倒的な人気の前では微々たるものです。

デッキタイプごとの各段階までの到達数と合計数(Points)

Top8はTop8まで到達した人数で、Top4より上に進出した人も含まれます。同様に、Top4には決勝に進んだ人も含まれます。
Pointsは、各マス（Top8~Top1）の合計数を表示しています。

Tier表

多数のデータを参考に作られたランキングです。

Tier 1:
– ミッドレンジハンター

Tier 2:
– 断末魔ハンター
– ミラクルローグ

Tier 3:
– 奇数パラディン
– 奇数ウォリアー
– コントロールプリースト

Tier 4:
– ズー
– キューブロック
– マリゴスドルイド
– キューブローグ
– 偶数パラディン
– コンボプリースト
– 奇数メイジ
– 秘策ハンター

ランキング内のデッキは、元記事で見ることができます。

スペシャリストの可否

Team NoProsHereは、スペシャリストルールへの批判に対して、まだ批判すべきではない、と慎重な姿勢を取っています。
新拡張の《魔除けの宝石職人》のようなスペシャリストを意識してデザインされたカードが増える可能性があるからです。
また、ミッドレンジハンターという度を越えた一強がスペシャリストというルールの正しい評価を阻害しているとも指摘しています。

よく一緒に読まれている記事

このページをシェアする

-大会結果, 記事

ハスゲおすすめ記事