【攻略記事】天下一ヴドゥ祭「喧嘩祭」攻略ガイド
2019/01/05
ハースストーンのカードセット「天下一ヴドゥ祭」で登場した1人プレイ用モード「喧嘩祭」の攻略記事。ヴドゥ祭の他の出場チームと次々に対戦し、勝ち抜く度に、新しいカードや能力が喧嘩祭デッキに加わります。最終目的は、他の8チームすべてに勝利し、「天下一ヴドゥ祭」で優勝することだ!
本記事はハースストーンプレイヤーであるEVE様による寄稿記事となります。ご協力ありがとうございます。
はじめに
私は喧嘩祭に青春を捧げてきました。
先日、一人用モード「喧嘩祭」が追加されてからというもの、ぼくはラダーも闘技場も回さず暇さえあれば喧嘩祭を回し続け、ただひたすら狂ったように喧嘩に明け暮れました。それはもう田舎のヤンキーのようにです。
自己紹介が遅れました。どうもはじめまして。EVEと申します。みんなが部活や勉強、恋なんかをしている中、ひたすら「喧嘩祭」で喧嘩に明け暮れる日々を送っていた男です。悲しいですね。
さて、今回はそんな経験を活かしてここハースゲーマーズ様に攻略記事のようなものを書かせていただく運びとなりました。できるだけ丁寧に書かせていただきますが、もし足りない点がございましたらどうぞご指摘ください。
また、この記事を読んだからといって一発で喧嘩祭の優勝を約束できるというわけではないということは付け加えなければなりません。ヴドゥ祭とはそんな甘いものではありません。負けて失うものはありませんので優勝目指して何度でも挑戦してください。
スペシャルサンクス
このガイドを書くにあたり、Hearthstone Express様の情報を活用させていただいています。今回、この記事に引用させていただくことを快諾してくださった管理人のくりふと様にこの場を借りて感謝の言葉を述べさせていただきたいと思います。大好きです。
ハースストーンエクスプレス様のソロ・アドベンチャー「喧嘩祭」プレイガイドのページでは「喧嘩祭」の概要からミコシの一覧、初期デッキから戦利品のリストまでなんでも載っています。
このガイドではゲームの攻略手段についてのみ触れさせていただき、基本的な情報については割愛させて頂いておりますので、ぜひ上記のページにて攻略情報をご一読ください。
Hearthstone Express様では攻略情報だけではなく、ハースストーンというゲームの背景にあるストーリーについても触れられており、こちらのサイトを見ているだけで、より一層ハースストーンが好きになること間違いありません。
また、今回この場で喧嘩祭の攻略記事を書きたいというぼくのわがままにつきあってくださったハースゲーマーズ管理人のはるか様そしてこの記事を見てくださっているすべての皆様に感謝します。
攻略情報
強力なミコシを選ぼう
このゲームモードでは優勝までに合計8回の対戦があり、ゲームが進むにつれて対戦相手がどんどん強くなっていきます。それはもう理不尽なほどに強くなります。
そんな相手を倒すためにはこちらも何らかの理不尽なムーヴをする必要があります。そのためにはミコシをピックする時点でデッキの完成形を思い描き、その完成形に向けてゲームを進めていきます。
その際、カードのバリューやミニオンの質で勝利を目指すと後のピックが安定しなかったり必要なカードが引けなかったりといった運の要素によって左右されてしまいます。安定して勝利を目指すためには、ゲーム開始時絶対に盤面に配置されるミコシを上手く利用して勝利を目指すことが優勝への近道となります。
特に喧嘩祭というゲームモードは一度負けたらその場で終わってしまい、またいちからやり直さなければいけないモードであるため、運による敗北を防ぐことがとても重要となります。ランクマッチで八連勝することの大変さはこの記事を読んでいる人ならきっと知っていることでしょう。
特に特定のコンボに依存した構築を目指す場合は、序盤にコンボパーツをピックできた場合でもゲームが進むにつれて必要のないカードをどんどんピックせざるを得ない状況が続くことによってデッキ全体のコンボカードの密度が薄まり、コンボパーツが引けないことによりデッキがどんどん弱くなっていくこともあるため、極力複数の勝ち筋を用意しておくことが重要となります。
対戦相手の体力はどんどん増えていく
一回戦での相手の初期体力は10ですが、その後一試合ごとに相手の体力は10ずつ増えていき、最終的に8試合目では80もの体力を削らなければなりません。
対戦相手に直接ダメージを与えるような効果を持つミコシは、序盤は相手の体力が低いこともありとても安定しますが、だんだんと息切れが激しくなり、さらにダメージを意識したデッキにした場合は盤面に影響力を残すことが難しくなるため、どんどん相手の理不尽ムーヴに対抗することが難しくなっていきます。
例えば、パラディンのミコシ、《シャヴァーラのムクイ》は相手に一度に5点のダメージを与える効果なのですが、一見最強に見えるこの効果も相手の体力が80もあれば状況は変わってきます。この効果のみを用いて相手の体力を80削ろうとした場合、ミコシの効果を16回も起動しなければいけません。これを実現するには手札のカードを順番に切っていくだけでは足りず、何かしらのコンボが必要になります。
自分のミコシは守り、相手のミコシは倒す
このゲームモードにおけるミコシとはゲームの核といっても過言ではありません。
自分はもちろん、対戦相手もミコシの能力を最大限に活かようにデッキを組んできます。相手のミコシを残しておくとろくなことはありません。
逆に自分のミコシが盤面に残っていれば、こちらもミコシの効果を活かしたコンボを決めることができます。ミコシが残ってさえいれば次のターンもその次のターンにも継続してコンボを決めることができ、相手に対してアドバンテージを稼げます。
次のターンで手札からのリーサルが見えていたるするような、ゲームを終わらせることができるような状況以外では積極的に相手のミコシを処理していくようなプレイが賢明といえます。
例外として、特定のターンに相手に決められたくないコンボがわかっていて、そのターンに絶対に相手ミコシが盤面にある状況を残したくない場合や、特定の状況以外では相手のミコシの効果が怖くないような状況では相手のミコシを敢えて残しておいたり、逆に特定のターンに確実に自分のミコシがある状況を作りたいというような場面では、敢えて自分のミコシを破壊したり、相手に破壊させるような状況をつくり、3ターン後に自分のミコシを復活させてコンボを狙ったりしてゲームをコントロールする場合もあります。
なにか特別な理由がない限りは相手のミコシは破壊しましょう。
更に、相手の盤面にミニオンを残さないように丁寧に処理することがほとんどの場合で勝利へと繋がります。ほとんどのミコシは攻撃力が0のため、相手のミニオンに攻撃されると一方的に倒されてしまいます。相手の盤面にミニオンを残すことは、自分のミコシが破壊されることに繋がります。それを防ぐためには相手のミニオンも積極的に処理していきます。しかし、これは状況によって様々で、盤面を捨てて顔面を狙うことが勝利へつながる状況だったり、すでにミコシがその役割を終えているような状況では自分のミコシを守らないような場合もあります。
このゲームモードでは相手のミコシに触れる効果を持つミコシやカードはそれだけで強力です。例えば、一見見落としがちですが、《スコーピ・オ・マティック》というカードは、ほとんどのミコシを問答無用で破壊できるので最強カードの1枚として数えられます。このゲームモードでは通常の試合とは違うゲーム感覚を持つことも重要になります。
ミコシは所有者のターンに復活する
倒れたミコシはそのミコシの所有者のターンで数えて3回目のターン開始時に復活します。つまりこれは復活したターンは相手の妨害を一切受けずにミコシの効果を使用することができるということです。
ミコシが破壊された場合はミコシが復活するターンの行動を考えてカードを切っていく動きが重要となり、ミコシが盤面にない状態では最低限の行動をしてミコシが復活したターンからカードを切ってコンボを決めていくような動きが基本となります。前述したように自分のミコシを破壊することによってミコシの復活ターンを調整することも重要なテクニックとなります。そうすることでゲームのテンポをコントロールすることができます。特にバーストダメージを出すようなデッキではキルターンを見越してミコシを破壊しておくことを覚えておくと得する場合があります。ミコシの復活を見越して・・・ふふ、面白いですね。
更に、ミコシはなぜか召喚酔いせず復活したターンに即座に攻撃できます。基本的にミコシは攻撃力が0なのであまりゲームに影響しない仕様かと思われがちですが、カードの効果でミコシに攻撃力を与えてすぐに攻撃させたり、装甲の値がそのまま攻撃力の値となる《アカリのツワモノ》のようなミコシを使う場合やでは特に重要となります。
理不尽な目に遭っても涙を拭いて頑張ろう
前述したように、対戦相手はラウンドごとに強くなっていきます。特に7試合目、8試合目は対戦相手の体力も多い(7試合目で70、8試合目で80)うえに、試合開始時の相手のマナコストも加速された状態で(7試合目で相手は2マナから、8試合目で3マナから)始まるのでどんどん優位を広げられて突き放されるスノーボールゲームとなりがちです。序盤に取られたアドバンテージを返せずそのまま何もできずに負けてしまう場合がかなり多いです。
特に対戦相手がドルイドやシャーマンだった場合は悲惨なもので、ドルイドが1ターンに40マナ近くを消費しながらミニオンを展開するのを指をくわえてそのままその指を噛みちぎりそうになりながらただ見ていたり、シャーマンの初手雄叫び3倍ケレセスに思わずAlt+F4でゲームを強制終了したりしたことは一度や二度ではありません。このゲームモードだけではなくハースストーンを続けていくためには強い精神力が必要です。どんなことをされても一種の精神修行だと思って乗り切りましょう。
選択すべきミコシについて
喧嘩祭ではゲーム開始時に提示される3つのミコシから1つを選択して使用することになります。
しかし、ミコシには安定して優勝を狙うことのできる強力なミコシもあれば、特殊なデッキ構築をしなければ優勝を狙うことは難しいミコシもあります。
ここでは、喧嘩祭を50時間プレイしたぼくが強力なミコシをピックアップしてその使い方を記載していきます。もちろん、これは記事の作成者の主観によるものが大きく、ここに書かれていないミコシにも優勝を狙うことができる強力なミコシもあるかもしれません。
ミコシTireリスト
各ミコシのおおよその強さの基準を表すTierリストを掲載します。これはぼくが自分で全てのミコシを使用した体感のものになっています。
Tier1
高確率で優勝を狙うことができる最強クラスのミコシ
Tier2
十分に優勝を狙うことができる強力なミコシ
Tier3
デッキの組み方次第で優勝を狙うことができるミコシ
Tier4
運がよければ優勝を狙うことができるミコシ
- 上記以外のミコシ
各ミコシのおすすめデッキ政策方針について
それぞれのミコシのデッキ作成のおおよその指針を掲載します。
前述したようにデッキを作成する際、最初からデッキの完成形を想定し、それに近づけるようにカードをピックすると、強いデッキを作りやすくなります。
アカリのツワモノ
このミコシは自分のヒーローの装甲の値分の攻撃力を得ることができるミコシです。
このミコシの利点としては、早い段階で装甲をためることで相手のミコシを処理する攻撃力を得ることができること。装甲を貯めた瞬間にミコシの攻撃力に反映されるため、弱すぎて名前はよく覚えていませんがドルイドのなんとかのキヅナとかいうミコシの上位互換といっても過言ではありません
更に、なぜかミコシは召喚酔いせず復活直後に即座に攻撃できるため、ミコシが破壊された後も装甲を貯め続けることによって、復活したミコシを相手の顔に走らせることによるバーストダメ―ジが期待できます。
戦利品は「重装甲化!」のプールを中心にピックしていけば間違いないと思います。盤面を取りつつ装甲を維持してミコシで相手の顔面を叩く動きが強いため、マナカーブを整えつつドラゴンやメカの種族シナジーも組み込めたら強いデッキが作成できます。チームメイトにドラゴン種族を持つカードが2種類おり、どちらもこのデッキとの相性は悪くないため、迷ったら「ドラゴンハート」のプールをピックしてよいかと思います。
「メタルヘッド」のプールにはこの喧嘩祭のモードでは最強クラスの能力を持つ《スコーピ・オ・マティック》のカードが入っています。迷ったらピックして間違いはありませんが、このミコシでは、ほかのミコシの使用時に比べて装甲を貯めた状態のミコシの攻撃で相手のミコシを処理することに困りにくいので、装甲を貯めるカードを優先してピックして問題ないと思います。
チームメイトについては明らかに書いてあることがおかしく、このミコシともシナジーする《解き放たれた断罪者》は見えた瞬間取るとして、ドラゴン属性を持ち、装甲を加速させる能力を持つ《歴戦の決闘士》、どちらもなければドラゴンシナジーを持ちスタッツが強力な《炎の伝令》をピックしていきます。
ミコシの強化については、「永遠の祈祷」でミコシを増やすことができれば単純に2倍の攻撃力を得ることができるため、優勝しないことが難しいレベル。「ロアとの契約」でミコシの復活ターンを2ターンにできた場合もとても凶悪なシナジーを発揮します。どちらもない状態では自分のデッキに合わせてピックするか、このミコシではミコシが盤面に居座ることが強さにつながるため、「堅牢なる精霊」あたりをピックしてミコシに自動回復効果をつけておくといいかもしれません。
ジャラナイのホノオ
このミコシは明らかに書いてあることがおかしいタイプのミコシです。
ヒーローパワーを1ターンに何度も撃つ姿は、全盛期の【ラザカスプリースト】を彷彿とさせます。
基本的にはこの効果とシナジーする「ヒロイックパワー」のプールがあればそれをピックして問題ないかと思います。
しかし、一度に1、2点しか飛ばせないヒーローパワーのみで相手ヒーローの膨大な体力を削りきることは難しいため、このデッキはヒーローパワーで盤面を取りつつ別の勝ち筋を用意する必要があります。
- 大型ミニオンを出す
- 激励の効果でアドバンテージを稼ぐ
- 《ダラランの志願兵》の効果で大ダメージを狙う
ぼくは上記の3つの勝ち筋を想定しながらデッキを組むことが多いです。特に《ダラランの志願兵》は初期デッキに1枚投入されているうえに、コンボパーツとしてピックするダメージスペルは相手のミコシ等のミニオンの除去にも使えるため、コンボが揃わず攻めあぐねている場面でも腐りにくくデッキが安定します。大型ミニオンにも《大魔術師アントニダス》や《ローニン》などスペルとシナジーするものや、《ドラゴンホークのロア・ジャナライ》などといったヒーローパワーとシナジーするものものもおり、様々な勝ち筋を考えながら楽しく遊べるのがこのミコシの特徴かと思います。複数の勝ち筋を作ることで、「特定のカードが引けず負けてしまう」といった状況が起こりにくく、パズルのようにシナジーを組み合わせてデッキを回す楽しさがあります。
チームメイトについては、絶対に初手に来てヒーローパワーを強化するというありえない性能を持った《炎の煽り屋》というOP&OPの最強カードは現れたら1枚ピックしましょう。もう一枚ヒーローパワーとシナジーすることを想定して刷られているはずの《凍気織師》は、OPカードの多いチームメイトの中では正直言って性能が微妙なので、普通に書いてあることがおかしい《乱痴気ランチャー》があればそちらをピックしたほうが強いと思います。《乱痴気ランチャー》は、前述した《ダラランの志願兵》をフィニッシャーに据える場合にゲームを終わらせるエンドカードになります。
このミコシでのミコシの強化報酬は正直好みがわかれるところなのでデッキに合わせて選択するべきですが、「永遠の祈祷」についてはこのミコシではミコシの効果が重複しないためあまり恩恵がありません。呪文のコストが下がる「聖なる儀式」は《乱痴気ランチャー》や《ローニン》から手に入る《魔力の矢》がタダで打てるようになるのでバーストダメージを出しやすくなります。ぼくは一度ミコシが倒されたときにカードを引きまくる「恩寵の収穫者」を選択したときにミコシが倒される度に手札にカードが溢れ、せっかくの《乱痴気ランチャー》の効果が起動できなくてそのままデッキ切れで負けてしまったことがあるため個人的な好みで言えばあまり好きではありません。このミコシは強化ていない状態でも十二分に強いミコシなのでミコシの強化はおまけ程度に考えてデッキに合わせて好きなものを選択してよいかと思います。
ジャラナイのタマゴ
このミコシはキャラクターが凍結するたびに0コスト1ダメージの《フロストファイア》という専用呪文を手札に加えます。
このミコシでは
- [ウォーターエレメンタル]等の凍結効果を持ったミニオンを居座らせたり、《フロストノヴァ》等の全体凍結カードで《フロストファイア》を大量に確保する
- 《フロストファイア》のダメージを利用して盤面をコントロールして要所で大型ミニオンを出して盤面を優位にしていく
- 《フレイムウェイカー》や《大魔術師アントニダス》のような呪文を使うことで効果を発揮する効果を持つカードと《フロストファイア》を併用してバリューを稼ぐ
- 呪文ダメージを持つミニオンで《フロストファイア》のダメージを底上げしてバーストダメージを出す
のような戦術を基本に戦っていきます。
カードピックでは安定して《フロストファイア》を供給するために「凍気」のカードプールを中心にバーストを出す「呪文の力」やバランスを見ながら「グルバシのレジェンド」のような大型ミニオンの入ったプールをピックします。《フレイムウェイカー》や《気象学者》、《天文術師》等はこのミコシとの相性が良いため、相手を凍結させる手段を十分に拾えている場合は積極的に拾っていきましょう。【フリーズメイジ】や【コントロールメイジ】のような戦い方をするデッキなので、凍結させた相手のミニオンを一気に破壊する全体除去を拾うことも早期決着を目指してくる相手に対して有効になります。
チームメイトについては呪文を使う度にファイアーボールを撒き散らす《ファイアスリンガー》がこのミコシとの相性が非常に良いため最強です。一見頼りなさそうな《秘紋の守護者》ですが、凍結カードを大量に確保できてさえいればそのまま確保できる《フロストファイア》でバーストダメ―ジを出すダメージソースになるのでこのミコシとの相性は非常に良いです。また、《乱痴気ランチャー》もこのデッキでバーストダメ―ジを出す手段として呪文ダメージのカードを多くピックしていた場合は相性が良く強いです。
ミコシの強化では手札に入るフロストファイアの数が2倍になる「永遠の祈祷」、呪文のコストが下がる「聖なる儀式」は、《フロストファイア》のコストがもともと0のため一見相性があまりよくないように見えるかもしれませんが、ほかの呪文のコストが下がるだけでも十分に強く優秀です。
闇のヒツギ
このミコシはカードを破棄するたびにランダムな悪魔を召喚するため、序盤から強力な悪魔カードを召喚して一気に畳みかけることのできる(可能性のある)デッキです。
このデッキの長所は「無からミニオンを生み出せる」点にあります。どんどんカードを捨ててマナコストを無視して悪魔的な展開力を見せつけましょう。早い段階での上級ミニオンの召喚による早期決着を狙うことができるデッキなので終盤のドルイド戦等の無理ゲーを返せる可能性があることでとても評価が高いです。
このデッキでは「破棄」のプールを選択してとにかく軽くてカードを破棄できるカードを積極的にピックしましょう。特に《魂箱》はこのデッキにおいては最強カードとなり、ドローしたカードを全く使用しないでターンを終了することによってミコシの効果で3体もの悪魔ミニオンを召喚できます。また、弱い悪魔ミニオンが召喚され盤面が埋まってても足も出なくなってしまうような状況を防ぐために「生贄」のプールから自分のミニオンを破壊して盤面を空けるカードを選択しておくとデッキが安定するようになります。カードを破棄する効果を持っていたり、単純にカードパワーが高いカードでも、コストが重いカードは手札に持っている間にほかのカードの効果で破棄されてまう可能性が高いのでできるだけ軽くデッキを構成するのがいいかもしれません。
チームメイトは《大食の使い魔》がこのデッキとの相性がとてもいいので強いです。
ミコシの強化については、このミコシは体力が4と比較的脆いので復活ターンを早める「ロアとの契約」がとても心強いです。盤面の埋まりやすいこのミコシではミコシのコピーを増やす「永遠の祈祷」を選択してしまうとミコシが盤面に置かれることで盤面が埋まってしまい自分のミニオンが5体しか置けなくなってしまうので、よほどカードを破棄するカードを取れていない限りはなるべくなら取らないほうがいいかもしれません。
潮のタタエ
このミコシは通常の雄叫びと、ミコシの効果で2回追加される雄叫びによって雄叫びの効果が3倍になります。対戦相手がこのミコシを使ってくるときはなぜか初手で《ケレセス公爵》を使ってきますが、自分が使う場合にはプールに《ケレセス公爵》はなく、また、そもそも初期デッキに2コストのカードが採用されているので《ケレセス公爵》を入れることができても効果を活かすことは難しいでしょう。このミコシを使うことによってこの喧嘩祭でドルイドの《ゴンクのヨロイ》の次に凶悪なこのミコシを相手にしなくてもよいという利点があります。
このデッキの戦術については特に語るべきところはありません。強い雄叫びを持つカードをひたすら順番に使っているだけで引くほどの強さを発揮します。《ケレセス公爵》を使えないことが残念ですが、強い雄叫びを持つカードをピックしていきましょう。
チームメイトはやはり雄叫び能力をもった《ナーガの舌打ち屋》と《ゲロゲロ槍試合選手》が特に強力です。特に《ナーガの舌打ち屋》はミコシと併用することによって次の相手のマナクリスタルを9個もオーバーロードさせてしまうことができ、相手の行動をほとんど封殺してしまうことができます。
ミコシの強化についてはミコシ自体が体力3と脆いため「永遠の祈祷」や「ロアとの契約」が相性がいいです。
クラッグヮのメグミ
このミコシは一見呪文コストを下げて呪文の火力で押し切るようなデッキになるように見えますが、実際は《不安定な進化》という一枚のカードの効果に依存したデッキ構築を目指すミコシです。
このミコシの効果によってコストが0になった《不安定な進化》によって盤面のミニオンを0コストで進化させ、最終的に自分の盤面のミニオンをすべて8~11の高コストのミニオンにして相手を圧倒する戦術を使います。
カードのピックではひたすら《不安定な進化》が出るように「変異」のプールを狙います。体感ですが、同じプールを選択すればするほどそのプールがまた提示されやすくなるので《不安定な進化》がなくても「変異」のプールがあれば選択したほうが全体的な勝率は上がるかもしれません。「遠見」のプールにはデッキを回す効果を持つカードが多くあるため特定のカードに依存したこのデッキとの相性がいいです。特に《カエルの精霊》はミコシの効果で0コストになった2コスト以下の呪文を使用することでデッキからキーカードの《不安定な進化》をサーチすることができるためデッキの安定感を上げることに貢献し、《カエルのロア・クラッグヮ》は一度使用した《不安定な進化》を次のターンに手札に戻すことができるためとても強力です。その他のカードはできるだけ軽いミニオンを展開するカードや盤面を取るための呪文を選んでいきます。前述した理由から、なるべく「変異」や「遠見」以外の同じプールを偏って取り続けないように意識するといいかもしれません。
チームメイトはやミコシの強化はデッキに合わせて臨機応変に選んでいきましょう。
ゴンクのシルシ
このミコシは、トークンドルイドや過去のアグロドルイドのような戦い方をするデッキを目指します。フェアなデッキでは恐らく一番火力を出せるデッキになります。このミコシの強みとして、対戦相手にドルイドが現れないということが大きいです。ドルイドは3つのミコシすべてに上振れ要素があり、特に7,8試合目に現れるドルイドのミコシ、《ゴンクのヨロイ》を使う「戦ドルイド・ローティ」は、個人的にはハースストーン史上最も凶悪な相手ではないかと思っています。
このデッキでは、とにかく軽いミニオンとそれを強化するカードを拾っていきます。これらのカードはプールに関係なく様々なプールに散らばっているので注意が必要です。
ドルイドのチームメイトはどれも強力なカードが多いですが、《水の精霊》や《アストラル・ラプター》が特にこのデッキとの相性がいいです。
ミコシの強化はミニオンの強化が+2/2になる「永遠の祈祷」が最強です。このミコシは体力が3ととても脆く、ミコシによる序盤のミニオンの強化が重要になるため序盤にミコシが盤面にいない状態を作りたくなく、また、この効果で召喚される2枚目のミコシには1枚目のミコシの効果による+1/1が付与されるのもうれしいですね。「永遠の祈祷」がない場合は、軽いデッキになりやすいためスーパードローができる「恩寵の収穫者」や、ミコシの復活ターンを早める「ロアとの契約」、ドローカードを拾えていたら「幸運の風」が相性がいいと思います。
ジャラナイのマント
《乱痴気ランチャー》で一気にバーストダメージを出せたり、大ダメージの全体除去ができたりと気持ちのいいミコシです。
シャヴァーラのメグミ
ミニオンを強化する呪文と、場持ちのいいミニオンをピックしていきましょう。
ハラッジのワナ
呪文カードを中心にピックすることで莫大なバリューを出すことができます。
没るシップ
このミコシは軽いミニオンを並べて、ミコシ自体を《ソニア・シャドウダンサー》や《ゴルゴン・ゾーラ》で増やして《ネクリウムの刃》や《冷血》等を使って起動していくデッキを目指します。《肉食キューブ》はどちらの役割も兼ねられる便利なカードです。《影隠れ》を使ってミコシの断末魔を発動できることは覚えておいて損はありません。
注意点
7試合目、8試合目の対戦相手にドルイドかシャーマンが来たらとにかく強いのであきらめましょう。どうしても最終戦にドルイドやシャーマンと当たりたくなければ、自分がドルイドかシャーマンを使って序盤に使用していないほうのヒーローと当たるまでやり直しを繰り返すのも一つの手です。冗談に聞こえるかもしれませんが、ぼくは結構本気で言っています。それだけその2つのヒーローが群を抜いて強いということです。ぼくはトラウマになりました。
また、《ゴンクのヨロイ》というミコシは、対戦相手が使うと最強のミコシですが、自分で使った場合は思ったより強くありません。それは対戦相手が使う《ゴンクのヨロイ》のデッキはほぼ理想的カードばかりが投入されたデッキなのに対して自分が使う場合には不要なカードも拾わなければいけない状況があること、また、これが一番大きい要素だと思うのですが相手がこのミコシを使ってくる7,8試合目では相手のマナクリスタルがゲーム開始時から加速された状態であることが大きく影響しているかと思われます。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご意見ご感想、ご質問はEVEまでお願いします。それではまたどこかでお会いしましょう。
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