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ハースストーン/Hearthstoneにおける、強いデッキと使い方をまとめています。

【デッキガイド】S39 レジェンド8位 ハムカツ エレメンタルコントロールパラディン

2018/06/05

エレメンタルシナジーを多数採用したエレメンタルコントロールパラディンでレジェンド8位に到達。
ハムカツ選手本人直筆のデッキガイドも掲載しています。


ハムカツ'sコントロールパラディン

※スタンダード使用不可のカードはグレー表記になります。

デッキの特徴

このデッキはエレメンタルシナジーである《カリモスの下僕》《ブレイズコーラー》を採用し、それに伴って《タール・クリーパー》《ファイアプルーム・フェニックス》などの単体で優秀なエレメンタルを採用したコントロールパラディンです。

《カリモスの下僕》《光の王ラグナロス》も発見対象となるのが最大の魅力で、相当なバリューを得ることができます。

また、《ブレイズコーラー》はテンポを取る動きとして非常に強力で、相手に大きなプレッシャーを与えることができます。

勝利プラン

アグロ系のデッキに対しては、ひたすら除去して耐え、《剣竜騎乗》《光の王ラグナロス》《禁じられし癒し》《ティリオン・フォードリング》などの非常に高い防御性能を持つカードまで繋いで負け筋を無くすことが主です。

このデッキは従来のコントロールパラディンと比べ、《タール・クリーパー》などのアグロに対して強いカードを多く採用しており、かなり優位に進めることができます。

ミッドレンジ帯~コントロール帯のデッキに対しては、上記のプランだけでなくバリューゲームに持ち込むというプランがあります。

このデッキは非常に優秀な大型ミニオンを多数採用しているだけでなく、《ストーンヒルの守護者》《カリモスの下僕》などのデッキ外からバリューを確保するカードが多く採用されており、相手のデッキをすべて捌き切ったり、相手に除去をすべて使い切らせて勝つようなプランを取ることも可能です。

マリガン

相手がアグロだと想定する場合の確定マリガンキープ《終末予言者》《ファイアフライ》《水文学者》《勝鬨の剣》《タール・クリーパー》《平等》《聖別》。後攻もしくは平等があれば《熱狂する火霊術師》

その他、ローグ以外への確定マリガンキープ《平等》《水文学者》《終末予言者》《ファイアフライ》《勝鬨の剣》

マッチアップごとの戦術

【メイジ】

メイジはヘルス3のミニオンが多いので《勝鬨の剣》が非常に強力です。

また、どのデッキタイプであれ回復カードが必須なマッチアップとなるので他の初手が良ければ《禁じられし癒し》をキープするのもアリだと思っています。

小ネタとして《水文学者》から得られる秘策は《目には目を》が強い変則的なマッチアップです。

《目には目を》《アイスブロック》へのメタカードとなっていて、相手のライフを1にしてから使用すれば、《アレクストラーザ》《秘密を喰らうもの》がない場合、確実に勝利することができます。

・フリーズメイジ

勝ち筋は、主に相手の打点をすべて受け切ることです。その為、ヒーローのライフを守ることが重要になり、削られたライフは《禁じられし癒し》《光の王ラグナロス》などで回復することが必要です

《カリモスの下僕》から二枚目以降の《光の王ラグナロス》を発見できると勝ちに大きく近づきます。

また、《大魔術師アントニダス》を1ターンでも生き残らせてしまうとほぼ負けとなるので、終盤はできる限り《平等》+ライフを1以上削れるカードのセットを温存しておきましょう。

・発見メイジ

基本的には相手の打点をすべて受け切るか、相手のリソースや打点を捌きながら相手のライフを0にすることが勝ち筋となります。後者のプランは従来のコントロールパラディンと比べ、序・中盤に出せるミニオンが多く採用されているので比較的取りやすくなっています。

《ガーディアン・メディヴ》が採用されている型が多く、複数の強固なミニオンに対処しなければなりません。具体的な対処方法は《平等》+《熱狂する火霊術師》or《聖別》のコンボや《太陽の番人タリム》などになります。

・秘策メイジ

序盤はテンポを取られすぎないように立ち回り、中盤以降はヒーローのライフを守って、相手の息切れを誘うマッチアップです。

ヒーローのライフが削られすぎると豊富な直接打点で削り切られるという負け筋が生まれます。ライフが減ってしまった場合は《禁じられし癒し》《光の王ラグナロス》と言ったカードで回復をしましょう。

秘策ケアも重要で《呪文相殺》《水文学者》から入手できる秘策などでチェックするのが最善です。《鏡の住民》には《終末予言者》を当てることでむしろメリットになります。《終末予言者》がない場合は、《ファイアフライ》などの小型のミニオンでケアしましょう。

稀に《スペルベンダー》が採用されたリストもあるので無闇に《剣竜騎乗》を使うのは危険です。

【ドルイド】

デッキタイプが両極端なこのヒーローですが、基本的にアグロドルイドを想定して防御に徹するようなマリガンを行います。

・アグロドルイド

このマッチアップは序盤から中盤にかけては除去に徹し、《剣竜騎乗》《光の王ラグナロス》といった強力な防御カードまで繋ぐことを勝ち筋とします。

相当早い段階での《獰猛なヒナ》に対しては、《勝鬨の剣》などの武器や《終末予言者》が有効な回答となります。

ゲーム終盤になっても《動き回るマナ》に全体バフを絡められると一気に劣勢に戻される可能性もあるので、余裕があれば《聖別》《平等》+《熱狂する火霊術師》のコンボを温存することでより勝利が確実になります。

・翡翠ドルイド

このマッチアップでは、まずバリューゲームでの勝ち筋は薄いのでテンポデッキのような立ち回りで相手が処理できない盤面を作ることが重要です。

その際には大型ミニオンへの処理が苦手なヒーローなのを利用して《ブレイズコーラー》《ティリオン・フォードリング》などの強力なテンポカードをプレイすることが重要となります。

【パラディン】

基本的にミッドレンジパラディンを想定してマリガンを行います。

このデッキは比較的遅めなので、序盤は受けに回ることになることが多いですが、終盤まで持ち込みバリューゲームに持ち込めば、勝つことはそう難しいことではありません。

注意点ですが、相手の場に《マーロックの戦隊長》がいる時に《平等》を使用しても、《マーロックの戦隊長》以外のマーロックは体力2にしかなりませんので《熱狂する火霊術師》とのコンボで除去することはできません。なので、その場合は《聖別》と組み合わせて除去しましょう。

・アグロマーロックパラディン,ミッドレンジパラディン

これらマッチアップはバリューゲームに持ち込んで勝利することが主になります。その際に《マーロックの戦隊長》《温厚なメガサウルス》《飛刀手流忍者・六丸》《太陽の番人タリム》などで強固な盤面を作られてしまうと負け筋になりやすいです。

なので、序盤から相手のミニオンを積極的に倒し、《平等》+《熱狂する火霊術師》or《聖別》のコンボで強固な盤面にも対処できるようにしましょう。

・コントロールパラディン

このマッチアップはバリュー勝負になりますが、相手が《キュレーター》を採用した型の場合、エレメンタルシナジーを採用しているこちらの方がデッキのバリューが高い為、有利になります。

逆に《頽廃させしものン=ゾス》を採用した型の場合には《ケーアン・ブラッドフーフ》《頽廃させしものン=ゾス》への有効な回答が無い為、不利になります。

【プリースト】

どのデッキタイプであってもマリガンはさほど変わらないので、相手のミニオンを上手く捌けるような初手を目指します。

・ドラゴンプリースト

ほぼ確実にバリューゲームになるマッチアップです。相手のリソースをより少ないリソースで処理するプレイングが求められます。相手の盤面に少し並んでいるくらいの時は《平等》+《聖別》or《熱狂する火霊術師》のコンボは温存しましょう。

こちらは《ストーンヒルの守護者》《カリモスの下僕》からバリュー高いミニオンを補充しながら、大型ミニオンをより多くプレイし、相手の持つ除去カードをすべて使い切らせてもなお展開し続けて勝つことを目標とします。

・ミラクルプリースト,沈黙プリースト

これらのマッチアップは《神授の霊力》《内なる炎》を使用した相手の超大型ミニオンを、《平等》+《熱狂する火霊術師》《太陽の番人タリム》で処理することが最も重要となります

体力の多いミニオンが多いですが、《神授の霊力》+《内なる炎》などを使用したOTKコンボを使用できるミニオンの数はそこまで多くありませんので、息切れを誘うことが勝ち筋となります。

序盤に出てくるミニオンは《勝鬨の剣》《トゥルーシルバー・チャンピオン》といった武器で処理できる範囲は処理していくことが望ましいです。

《太陽の砕片ライラ》が除去できないと相手にリソースを多く与えてしまうため、常にいつ出されても良いように考えてプレイしましょう。

【ローグ】

基本的に相手のデッキタイプが不明な場合は、クエストローグを想定してマリガンをします。

後ろ向きなカードはすべて返し、序盤からミニオンを展開して攻めていけるような初手を目指します。

小ネタとして、クエストローグの場合は《ファイアプルームの中心で》をマリガンで返す理由はないので、マリガンの時に相手が一番左のカードに触れるかどうかでどのデッキタイプなのかを推測することもできます。

但し、人によってはクエストローグでも意図的に《地底の大洞窟》を返す素振りを見せたり、ミラクルローグであってもたまたま一番左のカードが必ずキープするカードであったりするのであくまで目安程度となります。

・クエストローグ

このマッチアップでは基本的に序盤はトレードを最小限にミニオンでフェイスを殴り続けるアグロデッキのような立ち回りをします。

中盤までにある程度削れていれば《ティリオン・フォードリング》をはじめとする《ブレイズコーラー》《トゥルーシルバー・チャンピオン》といった盤面を取られていても打点に変えることのできるカードを使用してライフを削り切ることも可能です

序盤から中盤にかけては、できるだけライフを削りたいので相手のミニオンが複数体並んだ時はミニオンで攻撃せずに《聖別》で盤面を取りながら、大幅にライフプッシュすることが勝利の鍵となります。

・ミラクルローグ

基本的にバリューゲームになりやすいです。

《エドウィン・ヴァンクリーフ》《魔力の巨人》などの大型ミニオンを《アルダーの平和の番人》《太陽の番人タリム》《平等》+《聖別》or《熱狂する火霊術師》などですべて除去すると、相手は勝ち筋を失います。

【シャーマン】

基本的にトークンシャーマンを想定してマリガンを行います。

全体的に横展開が強いデッキとなっているので《聖別》は特に重要で、トーテムを手軽に除去できる《勝鬨の剣》も非常に強力に働きます。

・トークンシャーマン

このマッチアップは、相手の場にいるミニオンの数を最大限に減らすような立ち回りを行い、息切れさせて勝利を狙います。

《聖別》が非常に強力に働くマッチアップですが、《炎の舌のトーテム》《マナの潮のトーテム》《原始フィンのトーテム》はすべてヘルス3の為、《終末予言者》《勝鬨の剣》《熱狂する火霊術師》といったカードも利用して効率よく除去していきましょう。

《進化》を採用した型の場合は、《ドッペルギャングスター》や盤面のトーテムなどに《進化》を使用されると、非常に強固な盤面を作られることがあることにも注意が必要です。

また、常に《血の渇き》をプレイされた時のバーストダメージや盤面の変化を意識しておきましょう。

・エレメンタルシャーマン,コントロールシャーマン

これらのマッチアップはバリューゲームになりやすいです。その為、《平等》+《熱狂する火霊術師》or《聖別》のコンボは安易に切らず、時には温存してより多くのリソースを潰すことも視野に入れましょう。

《退化》《呪術》がパラディンに対しては非常に強力に働きます。これらは避けようがないので、相手の除去をすべて少しでも安いミニオンに切らせて、強力なミニオンを展開する動きが勝ち筋になります。

《光の王ラグナロス》は傷ついたミニオンを回復することで、永遠にバリューを生み出し続けるカードなので、相手の除去が尽きた後のこのカードは非常に強力です。

【ウォリアー】

両極端なデッキタイプに分かれるこのヒーローへは、相手のデッキタイプが不明な場合、海賊ウォリアーを想定してマリガンをします。

小ネタとして、クエストウォリアーの場合はパラディンに対して《ファイアプルームの中心で》をマリガンで返す理由はないので、マリガンの時に相手が一番左のカードに触れるかどうかでどのデッキタイプなのかを推測することもできます。

但し、人によってはクエストウォリアーでも意図的に《ファイアプルームの中心で》を返す素振りを見せたり、海賊ウォリアーであってもたまたま一番左のカードが必ずキープするカードであったりするのであくまで目安程度となります。

・クエストウォリアー

このマッチアップは比較的厳しい戦いになります。

序盤からミニオンを展開し、《水文学者》から発見できる《懺悔》《太陽の番人タリム》などで小型化して効率良く相手の挑発ミニオンを倒し、積極的に相手のライフを削ることが主な勝ち筋になります。

長引いてしまうと《サルファラス》の雄叫び効果によるヒーローパワーで押される展開になってしまいます。

このマッチアップでは《ブレイズコーラー》《ティリオン・フォードリング》《光の王ラグナロス》といった、大型の優秀なミニオンが《乱闘》などにも強く、より重要となります。

・海賊ウォリアー

このマッチアップはひたすら守りに徹し、《ティリオン・フォードリング》やミニオンに《剣竜騎乗》を使用するなどで大型の挑発ミニオンを立てたり、《光の王ラグナロス》《禁じられし癒し》などの強力な回復カードで相手の息切れを誘うことが主な勝ち筋となります。

有利なマッチアップですが、《泡を吹く狂戦士》が処理できずに攻撃力が育ってしまうと負け筋になりやすいので《トゥルーシルバー・チャンピオン》などで早期に対処するのが好ましいです。

代替カード案

《ウィッカーフレイム》

このカードはアグロデッキに対して非常に強く、更に回復としても使用できる点が素晴らしいです。また、《勝鬨の剣》《剣竜騎乗》などとのシナジーもあり、《水文学者》から入手できる《救済》とも相性が良いです。

《ドブネズミ》

アグロに対して強いカードでありながら、《平等》+《熱狂する火霊術師》or《聖別》のコンボや《太陽の番人タリム》を使用する前に使うことで相手のリソースを強制的に吐かせることも可能になる使い勝手の良いカードです。

《ハリソン・ジョーンズ》

このカードは武器を持つ5ヒーローに対して強力なカードであり、更に発見メイジなどに採用される《ガーディアン・メディヴ》へのメタにもなっていて、このデッキの弱点であるドロー力も補える点も強力です。

《始祖ドレイク》

8マナと重いですが、4/8挑発に全体2点AOEという非常に強力な守りのカードになります。シャーマンのトーテムやドルイドの《動き回るマナ》などにも強いだけでなく、《平等》とのシナジーがある点が魅力です。

現在は最初からデッキが重くなりすぎないよう、《カリモスの下僕》から《バロン・ゲドン》を入手できることも踏まえて非採用ですが、非常に採用したい1枚です。

《王の祝福》

攻撃的なカードであり、コントロールには合わないと思われるかもしれませんが、このカードでテンポを取り返して打点を抑えたり、挑発ミニオンに使用するなどの使い方もあります。

また、このカードを採用することでクエストローグやクエストウォリアーなどに対して、今より優位にゲームを運ぶことが可能になります。

ハムカツ選手のデッキ

デッキ名 時期
【デッキガイド】S39 レジェンド8位 ハムカツ エレメンタルコントロールパラディン 2017-06-18
S39 レジェンド4位 ハムカツ ミッドレンジパラディン 2017-06-06

コントロールパラディンでランク上位のデッキ

デッキ名 時期
S62 レジェンド8位 Meati otkパラディン 2019-05-24
S62 レジェンド1位 Meati otkパラディン 2019-05-09
S62 レジェンド23位 Pepe otkパラディン 2019-05-07
S60 レジェンド9位 あれっくす エッグパラディン 2019-03-25
S60 レジェンド74位 ちゃんこ 聖なる怒りパラディン 2019-03-03
S59 レジェンド81位 Nickolias 聖なる怒りパラディン 2019-02-27
S59 レジェンド9位 MikkerBoyDK OTKパラディン 2019-02-16
S59 レジェンド16位 Thuggy エッグコントロールパラディン 2019-02-02
S58 レジェンド5位 bunnyhoppor 聖なる怒りパラディン 2019-01-31
S58 レジェンド12位 XiaoT 断末魔パラディン 2019-01-29

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コントロールパラディンで大会上位のデッキ

デッキ名 時期
HCT Asia-Pacific Definition GroupB 優勝 断末魔パラディン 2019-01-28
HCT Americas noblord GroupB 優勝 聖なる怒りパラディン 2019-01-21
HCT Americas bloodyface GroupB 準優勝 聖なる怒りパラディン 2019-01-21
2017 EU Summer Playoffs 準優勝 Amyks コントロールパラディン 2017-09-04
2017 NA Spring Playoffs 優勝 Muzzy コントロールパラディン 2017-06-04
2017 NA Spring Playoffs 準優勝 Kuonet コントロールパラディン 2017-06-04
AsiaPacific Winter Playoffs Lojom コントロールパラディン 2017-02-26
ハースゲーマーズBANカードカップ Day1 mattun コントロールパラディン 2016-10-16
ハースゲーマーズBANカードカップ Day1 Jako コントロールパラディン 2016-10-16
ハースゲーマーズBANカードカップDay2 ベスト4 Tansoku コントロールパラディン 2016-10-16

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