【デッキガイド】ミッドレンジパラディン/Midrange Paladin デッキ解説
2017/09/23
スタンダードに対応した【ミッドレンジパラディン】のデッキレシピ・デッキガイド・マリガン、その他デッキの歴史や、大会やランク戦にて上位となったデッキリストの紹介をします!
デッキリスト
※スタンダード使用不可のカードはグレー表示になります。
ミッドレンジパラディン
パラディンのカード
デッキの特徴
マーロックシナジーのある《ロックプール・ハンター》《マーロックの戦隊長》を採用し、大量にマーロックを展開しながら武器やバフによってボードを取り勝つデッキです。
1or2マナマーロックから《ロックプール・ハンター》の動きや《マーロックの戦隊長》《温厚なメガサウルス》での強化のみを目的としたマーロックの採用をしています。そのうえでヒーローパワーごと強化する《バイルフィンの異端審問官》が採用されています。
ミッドレンジ型の特徴
ミッドレンジ型のキーカードは《ストーンヒルの守護者》です。
発見は自分のクラスカードを発見する確率が4倍ほど高いため、パラディンのクラスカードにある挑発ミニオンの《ティリオン・フォードリング》《太陽の番人タリム》などのレジェンドカードを高い確率で獲得することができます。
ゲーム終盤のリソース回復手段としては《キュレーター》が強力です。ドラゴンは《始祖ドレイク》、獣は《暴走コドー》《温厚なメガサウルス》、マーロックは大量にいるためシナジーが見込めます。《暴走コドー》は最近流行の【フリーズメイジ】にある《終末予言者》にも刺さり便利です。
《始祖ドレイク》は《平等》との全体確定除去という非常に強力な能力を持ち、《暴走コドー》は《アルダーの平和の番人》と合わせることで確定除去となり強力です。
アグロ型の特徴
アグロデッキのキーカードは、《グリムスケイルのダチ公》《マーロックのタイドコーラー》から《ロックプール・ハンター》に繋げる動きが非常に強力です。前環境最強だった《トンネル・トログ》《トーテム・ゴーレム》の凶悪さを彷彿とさせる動きを持ちます。
また、マーロックデッキといえばこのカード《飛刀手流忍者・六丸》も採用され、序盤〜中盤にかけての攻撃力が非常に高くなります。
それぞれのメリット
ミッドレンジ型はほぼ全てのデッキタイプに対して戦うことができます。序盤の攻め・中盤の守り・終盤の回復・フィニッシャーの多さなど攻守共に秀でています。
対して、アグロ型はいわゆるブン回りがあるため、歯車が合致した時の爆発力はミッド型を遥かに上回ります。コントロールデッキですら対処できない速さで仕留めることができ非常に強力です。その分、除去や回復が苦手のため、一旦盤面をとられると取り返すことができません。常に優位でないといけないのです。
各マッチアップごとのマリガンと戦術
※デッキガイドはミッドレンジ型のガイドとなります。
対ウォリアー
キープ
《ゴラッカ・クローラー》《バイルフィンの異端審問官》《ロックプール・ハンター》《水文学者》
後攻か2マナマーロックを引けていれば《マーロックの戦隊長》マナカーブがよければ《温厚なメガサウルス》
対【クエストウォリアー】
基本的にはミニオンをテンポよく出していき押し切ろう。相手はクエストを達成するためにテンポよくミニオンを出してくるので平等で一気にボードを取り返す動きは強力。
クエスト達成後はパラディンの1/1を出すヒロパのおかげで対象を吸えることも多いのであきらめず粘り強く戦おう。《目には目を》を貼ると8点のヒーローパワーが相手の顔に跳ね返るため非常に強力。ヒーローパワーが変わった後装甲強化!による回復ができないことも頭に入れておこう。
対【海賊ウォリアー】
序盤は盤面のテンポの取り合いで後半は豊富な挑発や《光の王ラグナロス》で守りきろう。
このマッチでは《剣竜騎乗》が非常に強力なためこのカードが使用できる前のターンにはミニオンができるだけ生き残るようにプレイすることを心がけよう
対メイジ
キープ
《バイルフィンの異端審問官》《ロックプール・ハンター》《水文学者》
後攻か2マナマーロックを引けていれば《マーロックの戦隊長》マナカーブがよければ《温厚なメガサウルス》マナカーブがよければ《光の王ラグナロス》
対【フリーズメイジ】
相手の《アレクストラーザ》、こちらの《光の王ラグナロス》がキーになるマッチアップ。こちらの《光の王ラグナロス》は相手がリーサルを狙っているときや《アレクストラーザ》をこちらの顔にうってきたときにあわせて出したい。残っている限り8点ずつ回復していくので相手は絶対に除去しなければならないため最低でも16点は吸うことができる。
基本的にはミニオンをどんどん出してプレッシャーをかけていこう。秘策は《目には目を》を積極的に取っていこう。《目には目を》は相手ターン中に発動するため《アイスブロック》の効果を受けない。《アレクストラーザ》を使用した後のライフ1の状態に追いやると《アイスブロック》があろうと《アイスバリア》があろうと放置してデッキ切れを狙うだけで勝てる。
対【アグロメイジ】【テンポメイジ】
基本的にはテンポ合戦をしてライフを削っていく。相手のデッキにはミニオンの数はそう多くないため《平等》や《聖別》を単品で雑にきってもいい。相手は手札に打点を抱えてバーストを狙ってくるため常に警戒して動こう。
対ローグ
キープ
《ゴラッカ・クローラー》《バイルフィンの異端審問官》《ロックプール・ハンター》《水文学者》
後攻か2マナマーロックを引けていれば《マーロックの戦隊長》マナカーブがよければ《温厚なメガサウルス》
対【クエストローグ】
基本的に相手のミニオンのスタッツは貧弱なため序盤からしっかり盤面のテンポを握っていこう。クエスト達成後もテンポさえ取れていれば挑発でごまかしながら盤面のミニオンでフェイスに行くことで勝てることは多い。《太陽の番人タリム》や《平等》などで処理は可能なのであきらめずに戦おう。
対【ミラクルローグ】
テンポプレイを意識して序盤からガンガン攻めよう。このヒーローは《ナイフの雨》しか全体除去は無いので、《ヴァイルスパイン・スレイヤー》や《昏倒》などで簡単に退かされるミニオンよりも横の展開を心がけよう。《トゥルーシルバー・チャンピオン》は攻撃力4の優秀な武器なのであまり雑に振らず《ガジェッツァンの競売人》が出てくる前のターンまでに振り切らないように注意しよう。
対シャーマン
キープ
《バイルフィンの異端審問官》《ロックプール・ハンター》《水文学者》後攻か2マナマーロックを引けていれば《マーロックの戦隊長》マナカーブがよければ《温厚なメガサウルス》
対【エレメンタルシャーマン】
基本的にエレメンタルを出してきた次のターンのマナカーブを意識して戦おう。特に《ブレイズコーラー》や《原始の王カリモス》は強力なので警戒しよう。《呪術》は非常に強力なため《ティリオン・フォードリング》や《光の王ラグナロス》などの強力なミニオンは少なくとも《呪術》を1枚は見た状態で着地させたい。
対トークンシャーマン
《原始フィンのトーテム》が出てきたらこのデッキを警戒しよう。トークンシャーマンは《血の渇き》が2枚採用されていてバースト力が非常に高いためミニオンをできる限り残さずに立ち回りを意識しよう。
対ハンター
キープ
《バイルフィンの異端審問官》《ロックプール・ハンター》《水文学者》
後攻か2マナマーロックを引けていれば《マーロックの戦隊長》マナカーブがよければ《温厚なメガサウルス》
対【ミッドレンジハンター】
序盤はテンポを意識して後半は挑発ミニオンで守りきろう。ここでの秘策もできるだけテンポを守れる秘策をとりたい。《剣竜騎乗》は非常に強力なため使用する前のターンにできるだけミニオンが残るように立ち回ろう。適応をしてくるため猛毒などは注意しておこう。
対パラディン
キープ
《バイルフィンの異端審問官》《ロックプール・ハンター》《水文学者》
後攻か2マナマーロックを引けていれば《マーロックの戦隊長》マナカーブがよければ《温厚なメガサウルス》
対【ミッドレンジパラディン】
このマッチでは序盤のテンポを制したほうか《ティリオン・フォードリング》を引けたほうが圧倒的に有利になるマッチアップ。序盤のマーロックでテンポを取り《温厚なメガサウルス》にアクセスできたほうがかなり有利になる。《聖別》でミニオンがたくさん死なない用にトレードを意識したりすると良い。
対ドルイド
キープ
《バイルフィンの異端審問官》《ロックプール・ハンター》《水文学者》
後攻か2マナマーロックを引けていれば《マーロックの戦隊長》マナカーブがよければ《温厚なメガサウルス》
対【アグロドルイド】
序盤が勝負なのでできる限り盤面を処理してテンポを取ろう。《蓮華紋》や《野生の力》が非常に強力なので有効に使わせないように意識しよう。デッキのバリューはかなり低いので序盤を凌げれば勝てるだろう。
対【翡翠ドルイド】
序盤からマーロックでガンガン攻めよう。基本遅めのデッキなので盤面をしっかり作って《マーロックの戦隊長》や《温厚なメガサウルス》に繋いで押し切ろう。スタッツの高い挑発ミニオンも《アルダーの平和の番人》や《太陽の番人タリム》などで無力化できるだろう。
対ウォーロック
キープ
《バイルフィンの異端審問官》《ロックプール・ハンター》《水文学者》
後攻か2マナマーロックを引けていれば《マーロックの戦隊長》マナカーブがよければ《温厚なメガサウルス》
対【ZOO】
ミニオンでのテンポの取り合いをしつつこちらのライフを守っていこう。後半はこちらのほうがデッキのバリューが高いため序盤を凌げば挑発ミニオンなどで相手を退けられる。《聖別》がささるため有効に使っていこう。自分の体力が4以下のときは挑発がいても《魂の炎》でリーサルをもらう可能性があるため注意しよう。
対プリースト
キープ
《バイルフィンの異端審問官》《ロックプール・ハンター》《水文学者》《キュレーター》《平等》
後攻か2マナマーロックを引けていれば《マーロックの戦隊長》マナカーブがよければ《温厚なメガサウルス》
プリーストは《ドラゴンファイア・ポーション》という優秀な全体除去を持ち、《影の幻視》によりデッキからコピーを加えることが出来るため最大4回《ドラゴンファイア・ポーション》を使うことが出来る。なのでミニオンを過剰に展開せず再展開を意識した立ち回りをすることが求められる。
平等は沈黙プリーストの規格外のスタッツを持つミニオンに対しての回答としてキープしたい。
デッキの歴史
本格的にミッドレンジ帯のパラディンが成立したのは2014年12月の『ゴブリンvsノーム』発売から。《シールド・ミニロボ》《兵役招集》《手動操縦のシュレッダー》が追加され序盤を支える強さを手に入れた。その頃は弱体化前の《墓掘り人》を持つ最強のミッドレンジハンターや弱体化前の《溶岩の巨人》を持つハンドロックと共にビートダウンデッキの筆頭候補であった。
その後、『ブラックロック・マウンテン』ではミッドレンジ帯のカードが実装されず、追い打ちをかけるように《ぐったりガブ呑み亭の常連》を採用した【パトロンウォリアー】がいて、《デス・バイト》《旋風剣》での1点ダメージによりトークンが軒並み処理されるため、活躍の場は奪われた。《インプ・ギャングのボス》[ヴォイド・コーラー]を採用する【ズー】がいた影響も大きい。
そして『グランド・トーナメント』が発売され、《謎めいた挑戦者》を採用した【シークレットパラディン】が堂々の環境トップとなる。それと同時にこのデッキも環境トップに近い位置にはついていた。《マーロック騎士》が非常に強力だったのだ。この頃は《マーロック・タイニーフィン》も存在せず、《大いなるマーク・アイ》《シルトフィン・スピリットウォーカー》という強力なマーロックも現役だった。そのため効果が発動できればほぼ当たりを引けて、このカードを処理できない次のターンには負けるほどであった。この勢いは『探検同盟』で《ウルダマンの番人》が追加されたスタンダードが適応されるまで続いた。
スタンダードからは《シールド・ミニロボ》《兵役招集》などのキーカードが軒並み落ちたため、『旧神のささやき』以降は【コントロールパラディン】【鯛罪パラディン】の活躍のみで【ミッドレンジパラディン】は影を潜めた。これは2016年シーズンのスタンダード全域にまで及んだ。
そして、ついに『大魔境ウンゴロ』から大量のマーロック強化カードと《剣竜騎乗》《太陽の番人タリム》というカードを取り込み【ミッドレンジパラディン】が1年ぶりに復活したのだ。苦手だった序盤の戦いは《ロックプール・ハンター》率いるマーロック群と《温厚なメガサウルス》のシステムを採用し往年の強さを取り戻した。
ランク戦上位のデッキ
デッキ名 | 時期 |
S62 レジェンド19位 Satellite スケボーパラディン | 2019-05-06 |
S58 レジェンド4位 HibeePin エッグミッドレンジパラディン | 2019-01-26 |
S56 レジェンド52位 Pepe ミッドレンジパラディン | 2018-11-09 |
S55レジェンド35位 Arreador ミッドレンジパラディン | 2018-11-04 |
S56 レジェンド15位 TheChosenGuy ミッドレンジパラディン | 2018-11-03 |
S53 レジェンド7位 NHERO ミッドレンジメカパラディン | 2018-08-16 |
『メカメカ大作戦』環境予想デッキ GundamFlame メックパラディン | 2018-08-06 |
S50 レジェンド36位 FroSteeミッドレンジパラディン | 2018-05-24 |
S50 レジェンド133位 Grayj ミッドレンジパラディン | 2018-05-13 |
S49 Evangelion ミッドレンジパラディン | 2018-04-27 |
大会入賞デッキ
デッキ名 | 時期 |
2017 HCT Spring Championship 優勝 Hoej ミッドレンジパラディン | 2017-07-07 |
2017 Asia Spring Playoffs ベスト4 Kranich アグロパラディン | 2017-06-05 |
2017 Asia Spring Playoffs ベスト4 CitizenNappa アグロパラディン | 2017-06-05 |
2017 NA Spring Playoffs ベスト4 DiegoDias ミッドレンジパラディン | 2017-06-04 |
2017 EU Spring Playoffs 優勝 Hoej ミッドレンジパラディン | 2017-05-21 |
2017 EU Spring Playoffs 準優勝 Kolento ミッドレンジパラディン | 2017-05-21 |
第1回 EdgeStoneCup ベスト4 HIRAMAX レノミッドレンジパラディン | 2016-03-19 |
第1回 ハースストーンサイコーカップ 優勝 はるか ミッドレンジパラディン | 2016-02-10 |
wikiリーグ#9 4位 Napica ミッドレンジパラディン | 2016-01-24 |
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